『五等分の花嫁』第99話では、ついに風太郎が行動に出ました。五つ子たちを集めて久しぶりの6人の時間を過ごしながら、「お前たちが好きだ」と大胆に告白。
五つ子たちも意表を突かれて驚きますが、風太郎は学園祭最終日までに答えを出すと付け加えました。風太郎らしさが残りつつも、誰を選ぶことになるのかという点では、とても楽しみな内容が残される形に。
今回は風太郎が誰を選ぶことになるのか、可能性が高いのは誰なのかについて考えていくことにします。また学園祭で起きる内容も見えてきたことから、展開予想も進めていきましょう。
風太郎の行動と選んだ相手
五等分の花嫁 第99話より引用
第99話では風太郎がついに五つ子たちの気持ちを向き合います。一花を読んで久しぶりの6人で過ごす時間を作っては、彼女たちに想いを告白していくことに。
しかし五つ子たちの想いとは裏腹に、風太郎は学園祭最終日までに結論を出すと宣言。これには風太郎らしさが十分に出ており、五つ子を平等に扱っていることが明らかに分かります。
まずは風太郎の行動の評価、そして誰を選ぶ可能性が高いのかを考えていきましょう。
第100話を目の前にして大きな動きを見せた『五等分の花嫁』。果たして風太郎に選ばれたのは誰のか……予想していくことにします。
「五つ子への愛着」が見て取れる風太郎らしい行動
五つ子を教室に集めて、ついに風太郎から想いが打ち明けられました。彼女たち以上の6人で過ごす時間を大切にしている風太郎ですが、ついに動き出したというのが率直な感想になります。
しかし結果は「最終日までに答えを出す」というもの。これには拍子抜けした印象がありますが、それ以上に風太郎らしいとも感じるばかり。
ただ今までと違うのは、恋愛に関して否定的な考えを持っていた時期から、五つ子たちが抱える気持ちをしっかりと受け止めるようになりました。そして自分はどうするべきなのかを考え、答えを出そうとしています。
とはいえ、風太郎が完全に明後日の方向を向いた結論を出しかねないのは否めません。ここまでが風太郎の魅力で、五つ子たちそれぞれにチャンスが残されている未来もあるでしょう。
あるいは紆余曲折を経て、未来の花嫁へとたどり着く可能性も十分にあります。執筆している時点で選ばれた相手は、風太郎に選ばれることで相当な悩みを抱えるのではないのと考えています。
とりあえずは下記に風太郎が選ぶ相手を予想してみましたので、チェックしてみてください。
風太郎が選ぶ相手は誰?
『五等分の花嫁』において一番重要な部分に直結する部分で、誰もが風太郎の選んだ相手に視線が集まっているはず。ただここでの予想は、これまでの考察から四葉か五月の可能性が高いでしょう。
五月に関して、風太郎はこれまで彼女の発言から様々なヒントを得てきました。以前の考察でも触れましたが、2人の関係は作中において特別なものとなっています。
そのため風太郎は前に進むきっかけを与えてくれた五月に、心から惹かれていてもおかしくはありません。文化祭最終日までに五月を選ぶ可能性は十分にあるでしょう。
その一方で否定的な考えから五月を選択する可能性もあります。これは五月と風太郎、一花~四葉と風太郎の関係にある大きな違いからも見えてくる部分に。
一花・二乃・三玖・四葉に関して、4人は風太郎に対して明確な意識を持っています。四葉の場合は再び迷いが生じている段階ですが、「好意を向けている」部分で共通するキャラクターたちです。
しかし五月だけは友人として接しており、明確な好意を向けたことがありません。
このことから、風太郎は五つ子たちの関係を悪化させないために、あえて五月を選ぶという決断に至るのではないでしょうか?
ただこの選択肢は、風太郎らしくないもので腑に落ちない選択となります。波風を荒立てまいと決断した答えですが、双方にとって悪い未来が見えてくる気がしてなりません。
以上の2点から、一番可能性として高いのは五月だろうと、執筆時点では見ています。学園祭の動向次第では、また可能性が変化してくるでしょうから、2つのパターンが見える五月が今のところ筆頭となります。
学園祭で起きそうな展開を予想
五等分の花嫁 第99話より引用
いよいよ大台となる100話目を迎えようとしている『五等分の花嫁』ですが、ここから大きな展開が起ころうとしている様子があります。それは風太郎と五つ子たちの関係の変化かもしれませんし、もっとほかの可能性かもしれません。
ほかの可能性については五つ子たちの実父、すなわち血がつながっている本当の父親の登場だと睨んでいます。これは以前の考察でも可能性を指摘しました。
そのため、ここでは五つ子たちに焦点を当てながら、学園祭で起きそうな展開を予想していくことにします。第100話以降を楽しむためにも、ぜひ参考の1つとして読み進めてみてください。
四葉が演劇で主演を務める可能性
四葉は風太郎への想いをずっと抱えていましたが、「自分が特別になってはいけない」という考えから、恋心をそっと胸の内にしまい込んでしまいました。
しかし一花の介入によって再び意識するようになります。想いが爆発するとすれば、それは学園祭の最中でしょうから、四葉の動向は注目せざるをえません。
そして四葉がスポットライトを浴びるのは、助っ人として参加している演劇部の絡みが重要になってくるでしょう。実際に四葉は部長から接触されており、今後の相談をされていた描写がありました。
ただのお手伝いで参加していた四葉でしたが、急きょ主演として舞台に出る可能性が高まっています。その舞台を風太郎が観に行って、6年前のできごとを彷彿とさせる内容をきっかけに、四葉への意識が高まってくるかもしれません。
『五等分の花嫁』のストーリーにおいて、風太郎と四葉が結ばれるためには「6年前の出会い」が必要不可欠です。風太郎にとって大切な思い出であり、現在の立場に立たせてくれたのは零奈であるから。
6年前の出会いが四葉への想いへと昇華していくのかはさておき、風太郎と四葉の関係に変化が起きるのは学園祭のタイミングが最適です。四葉から真実を打ち明けることは、まずありません。
すなわち四葉にとって、学園祭のステージに立つかどうかが大きな分水嶺に。「特別になってはいけない」という意識から、演劇部部長の依頼を断る可能性もあるため、四葉への注目は回を重ねるごとに高まるばかりです。
五月が自分について考え始める
五月にとっては、大きな転換期を迎える学園際になるかもしれません。風太郎から選ばれる可能性があり、それ以上に受験勉強が思うようにいかない現状もあります。
何よりも印象的だったのは、風太郎が五つ子たちに心境を打ち明けたシーン。五月は風太郎に歩み寄って、「羨ましいかぎりです」と微笑ましく姉たちを見つめていました。
これは風太郎にとって不本意でしょう。楽しめる学園祭作りに全力で取り組んでいるわけですから、そこから一歩距離置いて俯瞰している五月の姿勢は気に入らないはずです。
いつだって母親の代わりになろうと努めている五月ですから、姉たちが楽しめば自分にとって喜ばしいことだと考えているでしょう。
しかしこの考えに、風太郎がメスを入れてくる可能性があります。あるいは可能性が立っている実父も影響してくるかもしれません。
花嫁の可能性が残されているだけでなく、候補としても上位に位置していることから、ここから五月がひと皮むけるためのエピソードが展開されてくるのは十分にありえます。
とはいえ、五月にはまだ受験という大一番を控えています。そのため、学園祭ではなにも起こらず、受験絡みで風太郎との進展を深めていく可能性もあります。
いずれにしても今後は、五月が母親の代わりではなく、一個人として風太郎と接していくのかどうかが、彼女の花嫁の可能性を大きく握っているのは間違いありません。
二乃はイベントごとに巻き込まれそう?
学園祭において二乃のまた、焦点を当てることができます。ここしばらく、あまり二乃が注目されるような展開が少ないため、学園祭では目立つ展開が用意されている可能性が考えられるでしょう。
初日ではステージに立ち、学園祭を盛り上げる役割を担っていた二乃。本人の理解が追いつかないままことが運んだように思えますが、さらに事態が発展していくかもしれません。
高校という舞台ではありますが、ミスコンのような催し物が開催され、そこに二乃が出場する展開を考えてみました。すでに初日から注目の的になっており、そのまま優勝をかっさらう可能性もありえます。
ただ学園祭の実行委員として働いている風太郎ですから、ミスコンのような大イベントの存在を理解しているはず。もしかすると、風太郎から二乃に依頼する流れがくるかもしれませんね。
そこで二乃がどのような行動に出るのか……二乃の描写に物足りなさがあるため、個人的な希望を含めつつ、大逆転の可能性を提示してみました。
まとめ
五等分の花嫁 第99話より引用
『五等分の花嫁』第99話では、ついに風太郎が動き出したというところで終わりました。しかし次回以降の波乱も予感させる内容で、どういった展開が描かれるのかが楽しみであるばかり。
ここまで可能性を考えてみた実父がついに登場するのか、風太郎が四葉との関係に気づくのか……第100話という節目に相応しい驚きの展開に期待したいところです。
果たして『五等分の花嫁』第100話では、どのような物語が展開されていくのか。次回も公開される日を楽しみにしつつ、内容をしっかりと解釈していきたいと思います。
コメント