『五等分の花嫁』第3話は次女の二乃にスポットが当てられた物語となりますが、彼女は懲りずにやってきた風太郎に対し、あの手この手で邪魔をし始めます。
それまでは全員が逃げるように行動していましたが、三女の三玖が彼の味方となって、5つ子たちとの距離も少しずつ縮まりつつある状況へと変わってきました。
しかし、それでも風太郎は三玖どころか全員に授業をすることができず、まだまだ家庭教師として本格的にスタートしたとは言えません。
果たして風太郎はいつになったら彼女たちに勉強を教えることができるのか、また打ち解けた三玖との関係や5つ子たち全員との進展についても気になるところ。
さっそく『五等分の花嫁』第3話の感想と考察を進めていきますが、まずは内容を振り返る意味を含めて、視聴した感想をまとめていきます。
五等分の花嫁第3話の感想
『五等分の花嫁』第3話では、主に中野二乃とのやり取りが描かれています。
第1話では風太郎に一服盛って眠りにつかせましたが、今回もまた同様の手口を使って、中野家の敷地から追い出してしまうのでしょうか?
風太郎自身も彼女には苦い思い出があるため、苦手意識を持っていることには間違いありませんが、それでも家庭教師としての責務や報酬のために奮闘していきます。
そこに第2話で打ち解けることができた三玖の協力も加わりますが、果たしてどのように進展していくのでしょうか?
さっそく『五等分の花嫁』第3話を視聴した内容を、感想として振り返ります。
家庭教師の仕事は始まらない
風太郎は家庭教師の仕事のために中野家に訪れますが、リビングに集まったのは三玖だけで、他の4人は部屋に籠ったままの状態でした。
二乃以外は何とか集まったものの、その中で前向きなのは三玖と四葉くらいのもので、一花は側で見ているだけ、五月は別の場所で自主勉強を始めると言いだします。
そこに遅れて二乃が姿を現しますが、風太郎に完全敵対視をするだけでなく、一花にバイトの時間が迫っていること、四葉にはバスケ部の助っ人に出させて、五月にもまた図書館での勉強を勧めました。
三玖もお使いに出して完全孤立の状況を作ろうとした二乃でしたが、すでに三玖は買い物を終えた状態であり、そのまま風太郎に日本史の勉強を始めさせようとします。
しかし、それでも二乃の行動は収まらず、今度は2人で口論へと発展。
風太郎も姉妹の喧嘩を止めようとしますが、そこで腹の虫が鳴り響き、二乃は閃いたかのように料理対決で決着を着けようとするのでした。
5つ子の差を物ともしない風太郎
中野家の5つ子は顔がそっくりで美少女というスペックを持ち合わせていますが、それぞれに個性があるように、得意不得意を持っていました。
二乃と三玖による料理対決の結果は歴然たるもので、オシャレで見た目からもおいしさを感じるほどの料理を提供した二乃に対し、方や料理の不器用さが如実に表れているオムライスを作り上げた三玖という構図が完成。
両者の手ごたえや自信もハッキリとしていましたが、貧乏という家庭事情があって、風太郎はどちらの料理にも美味しいと答えるのでした。
この結果を受けた2人の反応も対照的で、失敗作ながら何食わぬ顔で美味しいと食べてくれたことに喜びを感じる三玖と、その反応や結果に不満を抱く二乃がいます。
二乃はそのまま気に入らないとして部屋に戻っていきますが、風太郎は本当に家庭教師の仕事をやっていけるのかと不安に思う心境を吐露。
しかしそれも先生の仕事であるとして、三玖は風太郎の背中をひと押しするのでした。
偶然が重なって冤罪へ発展
二乃の思惑によって、この日も授業を始めることができなかった風太郎。
仕方なく帰って自分の勉強をしようと考えますが、マンションのドアを出たところで忘れ物に気づき、取りに帰ることになります。
三玖は風呂に入ると言っていたため、恐る恐る部屋に上がり込む風太郎でしたが、リビングにはバスタオルを巻いた姿でドライヤーを当てている二乃がいました。
始めこそ三玖と勘違いしていた風来坊でしたが、相手が二乃と分かると静かに用件を済ませて立ち去ろうとしたものの、偶然が重なってしまい彼女を押し倒してしまいます。
その瞬間を図書館から帰ってきた五月に目撃された挙句、スマホのカメラで撮影されてしまい、ここから事態は中野家による裁判沙汰へと発展。
結局は五月の気づきによって、戸棚から落ちてきた本から守るためのとっさの行動だったのだろうと落着しますが、この結果にも二乃の不満は募っていく一方に。
「昔は仲良し5姉妹だったじゃん」と一花の何気ない発言が引き金となって、二乃はそのまま家を出ていってしまい、場には少し不穏な空気が流れるのでした。
姉妹が大好きな二乃
一難去ってまた一難という言葉通りの状況に遭った風太郎は、今度こそ勉強をしようと帰っていきますが、今度はエントランスに出ていった二乃の姿を発見してしまいます。
どうやら鍵を持たずに出ていってしまった様子で、そのまま誰かの出入りを待っていましたが、気づくのが遅くなって再び締め出しを喰らってしまうことに。
風太郎は言われるがままに帰ろうとしますが、彼女の姿をもう一度だけ振り返って見ては、引き返して反対の場所で勉強を始めていきます。
二乃がどうして風太郎に対して敵視しているのか、それは本当に姉妹のことが大好きであることが理由で、その敷居に上がりこんできた彼が許せないというものでした。
カッとなって姉妹のことを嫌いと言ったものの、風太郎から諭されるように言われては、本心を突かれたためか少し赤面してしまう二乃。
少し本心を見透かされてしまった二乃は、風太郎に対して一定の理解を示しつつも、「アンタを認めない!」とハッキリ宣言。
そこにタイミング良く三玖が表れたことにより、二乃は急いでドアの中へと駆け込みながら、その場を後にしていくのでした。
別れ際にはお決まりのように「ベー」っと表情を作った二乃。
打ち解けたとまではいきませんが、これで少しは家庭教師としての仕事がやりやすい環境になったことは間違いありません。
五等分の花嫁第3話の考察
『五等分の花嫁』第3話では、最大の障壁であった二乃と少しだけ打ち解けることができ、これで次回以降から家庭教師の仕事をしやすい環境ができあがりました。
しかし一花はまだ授業に参加するほどではなく、五月に関しても警戒されている状態が続いているため、まだまだ本格的に5人全員と勉強をする状況には程遠いです。
一方で三玖は数々のやり取りを経て風太郎を意識してしまうことになり、ここからどのような態度や行動を見せていくのかが気になるところ!
今回も可愛らしい表情を随所で見せており、ますます三玖に対する株が上がっていく一方となった界でもありました。
それらを踏まえながら、『五等分の花嫁』第3話を見たうえでの考察を進めていきます。
将来的に二乃と三玖が揉める?
『五等分の花嫁』という物語は風太郎と花嫁の過去の話というのが前提にあり、プロモーションなどからも5つ子の誰かと結婚したという事実があります。
ここまでの流れで好意を示しているのは三玖と四葉くらいのもので、他の3人に関してはまだ普通や警戒、敵視といった状態になっています。
しかしハーレムものの展開を考えてみれば、5人全員が風太郎に対して好意を持っていくことが予想されるため、今こそ敵視している二乃も好きという感情を少しずつ芽生えさせていくでしょう。
そこで気になるのが二乃と三玖の喧嘩で、二乃は感情的になって飛び出してしまい、三玖も放っておけばいいと、両者ともムキになっていた様子が描かれています。
結局はいつものことのように2人は仲直りをして帰っていきますが、将来の展開を考えた時に、二乃と三玖が風太郎を巡って大きく争う予感がしてなりません。
今回のように時間が解決してくれれば良いですが、たった1人の好きな相手を巡る戦いとなれば、互いに譲れない気持ちで激しくぶつかり合うのは明白でしょう。
アニメではさすがにそこまで描かれないでしょうが、原作の展開も踏まえて考えてみれば、まずは二乃と三玖による奪い合いや恋の成就・失恋が展開されるかもしれません。
これから三玖はどう動く?
第2話のラストでは否定していましたが、今回の『五等分の花嫁』では、三玖が風太郎への想いを芽生えさせ、意識するまで発展しています。
第4話以降で三玖が積極的に動いていくようになるのは間違いないかもしれませんが、見た目から想像できるように、奥手で空回りすることが予想できるでしょう。
その中で風太郎への気持ちが強まっていくエピソードも描かれ、やがて本気でアプローチできるようになっていくかもしれません。
三玖が想いを募らせていくことで、彼女自身が大きく成長していくでしょうから、これからの三玖の様子や行動からは目を離すことができないはずです。
また前述したように、他の4人も風太郎への気持ちに気づいてしまうでしょうから、それぞれどのように行動していくのかも注目が集まります。
5人で激しく言い争うシーンがあるのか、それとも遠慮しあったり応援したりする場面が描かれるのか……。
これはばっかりは、これからの展開を楽しみにしたいところです。
まとめ
『五等分の花嫁』第3話の感想と考察をまとめましたが、二乃とのやり取りを中心に描かれていたものの、三玖の魅力がさらに増していった回でもありました。
現在までの花嫁候補レースは三玖がリードという状況は間違いありませんが、これから他の4人がどのように行動していき、そこで描かれる「きっかけ」が楽しみなところ!
すっかり三玖推しになってしまった私からすれば、このまま独走状態でゴールしてほしいと思いますが、やはり他の4人と仲を深めていく様子も待ちわびています。
毎週の放送が待ちきれないばかりで、『五等分の花嫁』第4話も引き続き、感想と考察をまとめていきたいと思います。
ぜひ一緒に追いかけていき、『五等分の花嫁』をトコトンまで楽しみましょう!
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