『五等分の花嫁』第5話では、引き続き花火大会の様子が描かれています。
風太郎は休日も5つ子たちと行動することになり、妹のらいはを連れて花火大会を観に行きますが、人ごみの多さからバラバラになってしまうのでした。
1人を見つけてははぐれてを繰り返していると、なんとか一花を見つけることができたところ、路上裏で「花火大会には行けない」と告げられてしまいます。
なぜ一花は姉妹と一緒に花火を見ることができないのか、これに対して風太郎はどのように行動していくのか、その内容が『五等分の花嫁』第5話で明らかに。
まずは感想から入っていき、内容を振り返りつつ、考察へと進んでいきます。
五等分の花嫁第5話の感想
花火大会が始まってしまい、5つ子たちは集合場所に集まることができませんでしたが、風太郎は1人ずつ集め回って、みんなで花火を見られるよう行動します。
しかし三玖や五月を発見できたものの、またはぐれてしまうを繰り返してしまって、一向に集まる気配がありません。
そんな時に一花を発見しますが、彼女の口からは「花火に行けない」というもの。
また一方で、怪我をしてしまった三玖は風太郎が戻ってくることを待ち続けており、彼から「ただの知り合い」や一花の「髪型を変えたら褒めなきゃ」という言葉を思い返していました。
それぞれが様々な想いを抱えている中、花火大会は刻々と進んでいきます。
風太郎がお節介を焼く理由
一花が花火大会に参加できない理由は、急な仕事の依頼が入ったためでした。
それでも待ち続けている二乃や他の姉妹たちのため、風太郎は一花を連れていこうと留めますが、一花は巣の表情で「なんでお節介、焼いてくれるの?」と尋ねます。
風太郎はそれまでに5つ子との関係性について悩んでいたため、目に見えて分かる家庭教師という理由だけでは、面倒を見るのはおかしいと結論付けてしまうのでした。
その理由を聞いて一花はその場を離れようとしますが、仕事仲間という男性の姿を見るやいなや、すぐに引き返して風太郎と恋人のフリをします。
はたから見ても恋人のように抱き合っている光景となり、一花はとっさの行動で顔を赤らめてしまい、「友達なのに悪いことしてるみたい」と呟きました。
風太郎は友達という言葉に反応し、ただの家庭教師と生徒という関係だと思い込んでいましたが、どうやら一花にとっては友達という認識だった様子。
そして風太郎は三玖が街灯インタビューで不満そうな顔をしていた理由が、不意に知り合いと言ってしまったことにあり、傷つけてしまったのではないかないかと気づきます。
勉強をしている理由
仕事仲間の男性は近くで相手と電話をしており、そこから一花の仕事がカメラ撮影のアシスタントであることが明らかにされます。
一花はいい画を取るために試行錯誤をする瞬間が何よりも楽しいと感じており、その言葉から彼女の本心がにじみ出ていて、本機の気持ちが伝わってくるばかり。
しかし風太郎は赤点だらけの成績である一花の成績を心配し、カメラのアシスタントをやっている暇はないと一喝しますが、逆に一花から「何のために勉強をしているの?」と問いただされてしまうことに。
風太郎は一瞬、過去の記憶が思い浮かぶと、なぜ自分は勉強をしているのかという疑問のようなものを感じてしまいます。
言葉に詰まってしまい、なんとか言葉を振り絞ろうとした瞬間、仕事仲間の男性は一花を見つけたのかと思いきや、連れられていたのは髪型を変えた三玖でした。
事態はややこしいことへと発展していき、風太郎と一花は連れられた三玖を追います。
その間も、風太郎は改めて自分と5つ子の関係について考えなおしており、これ以上彼女たちの遊びに付き合う義理はないのだと考えるも、これまでの言葉が重くのしかかっていました。
ひげの男性から一花との関係性を聞かれ、街灯インタビューでは三玖を傷つけてしまい、五月からはすでの答えを持っていると答えられた風太郎。
わずか数分前のできごとがフラッシュバックされては、やがて意を決したかのように風太郎は動きはじめ、自分と5つ子たちの関係性について1つの答えを出すのでした。
一花の本当の仕事
強引に連れていかれる三玖でしたが、風太郎は彼女を強く引き寄せると、ひげの男性に向かって「パートナーを返してもらいたい」と大きく発言。
風太郎によって2度目も邪魔されているため、男性は焦りも相まって口論を繰り広げていきますが、その口からは「大切な若手女優から手を離してもらいたい」と事情を告げられるのでした。
これを聞いた風太郎と三玖は驚くばかりで、本当の仕事内容を隠し続けていた一花も、知られてしまったことで赤面してしまいます。
真実が明らかにされると、男性は大事なオーディションを控えていると説明を加え、改めて一花を連れていくのでした。
一花もまた、オーディションに参加するつもりでいたため、「みんなによろしくね」とひと言だけ残して、その場を去っていきます。
思いもよらない状況に唖然としていた風太郎でしたが、三玖から一花のことをお願いされると、一花を追いかけたい気持ちと怪我をしている三玖を放ってはおけない気持ちに板挟みにされてしまうのでした。
そこに四葉ちらいはが一緒に現れ、2人に三玖のことをお願いすると、風太郎は急いで一花の後を追いかけていきます。
夢を追いかける一花
風太郎が追いつくと、一花はもう一度だけお節介を焼く理由を聞きます。
これに対して、今度は風太郎も「協力関係にあるパートナー」と、しっかり返答。
その言葉を聞いて、ひげの男性が車を取りに行っている間、一花は思いついたかのようにして、風太郎にオーディションの練習に付き合わせるのでした。
シチュエーションは学校の教室で想いを伝える生徒と教師、一花と風太郎の関係に近しいものに。
演技とはいえ、一花の口から「あなたが先生で良かった」というセリフを聞いたことに感動する風太郎でしたが、迎えの車がやってくると同時に、「作り笑いをやめろ」とエールを送ります。
風太郎にとって一花の作り笑いは、大事なところで本心を隠しているものだと見抜かれており、続けて自身の家庭事情についても告白するのでした。
協力関係にあるからこそ、一花がこれから臨むオーディションには全力で挑戦してほしいと感じており、同時に自分が家庭教師に執着している理由を明かすことで、初めて本当のパートナーになれると考えたのでしょう。
一花もまた、自分が女優を目指す理由について告白。
外見がそっくりな5つ子だからこそ感じていたものなのか、一花は女優として活動していくことで、初めて長女として胸を張れるようになると考えていました。
そうして一人前になった時に打ち明けようとしましたが、花火大会という大事な日にオーディションが重なってしまい、もし落ちてしまったらみんなに合わせる顔がないと、不安な心境も吐露します。
風太郎は不安な表情を浮かべる一花に対して、オーディションに落ちたら勉強をさせられるから好都合といいますが、一花も自分の目指している道だから譲れないと自信を持ちます。
そして男性から催促されると、風太郎は一花を送り出すと同時に、他の姉妹たちに謝るときはパートナーとして一緒に謝ってやると言って、彼女を見送るのでした。
オーディション後の花火大会
オーディションに遅れて参加した一花でしたが、何とか審査員の前で演技を披露できることになり、その寸前で妹たちはどんな風に笑うのかをイメージします。
考えに考え抜いた懇親の笑みは審査員の心に突き刺さった様子で、これにはひげの男性も合格を確信している様子でした。
とてもドタバタした花火大会になってしまいましたが、風太郎は急いで一花を連れてみんなが待っている公園へと連れていきます。
しかし一花は、姉妹にとって大切な花火大会というイベントをすっぽかしてしまったため、どうしても後ろめたい気持ちがありましたが、公園につくと手持ち花火を楽しむ姉妹の姿がありました。
一花は自分に非があると謝罪をしますが、これを聞いた二乃は原因の一旦は一花にあると言いながらも、目的地を伝え忘れていた自分も悪いと付け加えます。
五月も自分の方向音痴で迷子になってしまったこと、三玖も失敗を重ねて、四葉も祭りを楽しみ過ぎたと、全員がそれぞれ反省。
それでも誰かの失敗は5人で乗り越えること、誰かの幸せは5人で分かち合うこと、という母親からの言葉を五月が引用すると、一人ひとりの気持ちは全員で5等分するものだというのでした。
公園での小さな花火大会も終焉に差し掛かると、一花は思い出したかのように風太郎の元へと歩み寄って、オーディションの協力をしてくれたことへの感謝を伝えます。
しかし風太郎は目を開けたまま眠っており、どうやら一連のドタバタで疲れ切った様子。
そんな彼の様子を見て、一花は空いている隣へ静かに腰を掛けると、彼がぐっすり眠れるように膝枕をしてあげます。
家庭教師と生徒という関係ながら、懸命に5つ子たちのことを想って行動してくれた彼に対する最大の感謝で、少し照れ臭く感じながら頭を撫でるのでした。
五等分の花嫁第5話の考察

『五等分の花嫁』第5話では、一花が妹たちに黙って女優を目指していたことが明らかになれば、風太郎が勉強をする理由が垣間見えるなど、濃い内容で描かれていました。
そんな一花回となった第5話でしたが、一番気になったのは風太郎が勉強をする理由についてでしょう。
そして5つ子たちの花嫁レースについても進展があり、これからの展開が楽しみになっていく気配もありますので、このあたりを中心に考察を進めていきたいと思います。
次回以降も『五等分の花嫁』をより楽しむために、ぜひ最後までお付き合いください。
風太郎が勉強するのは1つの目的のため?
風太郎はトップの成績を修めており、花火大会の日も自習ができると喜んでいたほどで、大の勉強好きであることも分かっていました。
しかし好きという理由だけで勉強を続けるのは不可能で、そこには必ず理由があります。
家が貧乏で借金を背負っているという環境下にあり、普通に考えれば、人一倍勉強をして良い大学に入り、大手企業に就職するといったビジョンを持っていても不思議ではありません。
ところが風太郎の場合、借金を返済していきたいという想いを持ちつつも、ある少女のためであることが回想シーンから判明し、そのために勉強をしているのでした。
勉強をしなければ再び彼女に出会うことができない、回想の中の少女は何らかの理由で勉強ができず、彼女の思いを汲み取って風太郎が精いっぱい勉強しているなど、様々な憶測が飛び交うシーンでもあります。
ただその後、一花からの問いに答えることができなかった風太郎を見る限りでは、自身でもなぜ勉強をしているのかハッキリと分かっていない様子。
とりあえずは「回想の少女」が関連していることは明らかになっていますので、今後の展開でより深くまで明らかになってほしいと思うばかりです。
回想の少女は誰なのか?
風太郎が勉強をする理由も気になりますが、それ以上に回想シーンで登場した少女は誰なのかということ。
しかしハッキリと表情を描いてはおらず、白のワンピースに長い髪という特徴のみにとどまっており、謎のキャラクターであることには変わりありません。
ただ気になるのは、公園での花火では五月の口から母親との想い出が語られており、こちらもシルエットのみで確定的はないものの、長い髪という共通点が見られました。
また1点、第1話で風太郎は生徒手帳の中身を気にしている様子があります。
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中には1枚の写真があり、そこに写っている人物は回想の少女であることから、風太郎にとっては想い人で彼女人生を大きく変えたのでしょう。
もしかすると、風太郎と5つ子の誰かは、過去にどこかで出会ったことがあり、実は数年越しの想いを募らせているのかもしれませんね。
回想の少女であり写真の少女、そして5つ子たちは関連性があるのかどうか……それとも、全く別のキャラクターなのかは、早い段階で明らかにしてほしいばかりです。
第5話を終えての花嫁レースは?
一花回となった『五等分の花嫁』第5話でしたが、ここで新ためて花嫁の有力候補について深めていきましょう。
依然として三玖は風太郎に気持ちを寄せていましたが、前回は街灯インタビューの場面で「知り合い」扱いをされたため、傷ついていた様子が見られました。
しかし第5話において、一花と間違えられた三玖を引き離すために風太郎は「パートナー」と言っており、これによって三玖の想いはさらに募っていったことは間違いありません。
表情からも見てとれるように、風太郎に助けてもらったことだけではなく、パートナーという発言を受けて、三玖の気持ちは高ぶっていく一方です。
そして今回、大きな動きを見せたのは一花でした。
芸能活動をしていることがバレると、一花は改めて風太郎に関係性を問い尋ねており、そこから彼に対する見方や考え方が変わっています。
協力関係にあるパートナーであること、自分が家庭教師を続ける理由を聞き、一花は風太郎の「給料をもらっている以上は仕事を全うしたい」という言葉にも共感を覚えたのではないでしょうか。
彼の真摯な姿勢、そして一緒に妹たちに謝るという発言も相まって、家庭教師と生徒、協力関係にあるパートナーという垣根を越えた情が芽生えたのも見てとれます。
自分が追いかけている夢を彼なりに応援してくれていること、何より大切な妹たちのことも思ってくれているため、一花が心を許すのも当然といったところに。
そして勉強にも前向きに取り組む姿勢を見せるようになったため、これからは一花と三玖の2人で激しいレースが繰り広げられていきそうです。
二乃・四葉・五月に関しては、まだまだ関係が深まっているとは言えないため、ここからどのようにして巻き上げていくのか、一花と三玖の間で激しい争いが繰り広げられるのかなど、これからの5つ子たちの様子から目が離すことはできそうにありません。
まとめ
『五等分の花嫁』第5話の感想と考察をまとめましたが、新しく一花が家庭教師の輪に加わり、次回はいよいよ風太郎にとって最初の試練となるテストがやってきます。
これまで勉強を教えているシーンらしいシーンはごくわずかですが、果たして学年トップの成績を修める風太郎は、一定の成果を出すことができるのか。
また、5つ子たちはテストに向けて必死に勉強をするのでしょうか。
そして風太郎をめぐる争いに、新しく一花が加わったことによって、三玖とのやり取りや関係がどうなっていくのかにも注目が集まるばかり。
次回も放送後に感想・考察記事を更新していきたいと思いますので、引き続きチェックしてもらえると嬉しく思います。
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