『五等分の花嫁』第5話では一花とのやり取りが展開され、彼女を積極的に勉強会へと参加させるところにまで至った風太郎。
第6話では家庭教師を始めてから、初めての中間試験がおこなわれることとなり、これまでの成果が試されることになるのでした。
しかし依然として、二乃は勉強をする気配を見せることはなく、五月に関しても勉強のやる気を見せていながら、風太郎から教わることを拒否し続けています。
果たして風太郎は家庭教師として、5つ子たちを赤点から回避させることができるのか、二乃と五月を輪に加えて勉強を教えることができるのでしょうか?
さっそく『五等分の花嫁』第6話の感想と考察をまとめていきますが、まずは内容を振り返る意味を込めて、感想から入っていくことにします。
五等分の花嫁第6話の感想
風太郎はいつものように登校しますが、そこで一花と出会います。
一花は風太郎と一緒に学校へ行くことを目的に待っていた様子でしたが、一花と並んで歩くのは目立つからといって断るも、そのまま2人は学校へと歩を進めていくのでした。
女優活動をしていることを妹たちに打ち明け、今まで隠し通していた胸中を告白したことにより、スッキリした表情を見せる一花。
そして学校では、中間試験が迫っていること、30点以下の点数は赤点とすることが発表され、風太郎は家庭教師として初めての大舞台に臨むのでした。
勉強会に参加してくれない五月と二乃
家庭教師として初めての中間試験を迎えることになり、風太郎は自身の仕事を全うすべく、五月と二乃にアプローチを仕掛けます。
休み時間でも自習をしている五月を見て、「姉妹の中で一番真面目だ」と風太郎は言いますが、加えて「ただバカなだけだから意地を張らずに勉強会に参加しろ」と、余計なことを加えて勧誘。
もちろん五月は不満な表情を浮かべては、風太郎を頼らず先生に解らない部分を聞きに行って、完全に避けて行動するようになるのでした。
また二乃に対しては、仲の良い友達グループとおしゃべりをしているところでも構わず特攻し、まるで愛の告白かのような言葉を投げます。
しかし勘違いされることを恐れ、二乃は風太郎に強烈なビンタをお見舞いするのでした。
結局、図書室では四葉と三玖に加えて、新しく一花が参加するようになり、この3人で勉強を進めていくことに。
そして中間試験まで1週間の期間、風太郎は徹底的に試験対策をおこなっていくことを宣言しては、四葉も呼応して元気よく頑張ろうと宣言するのでした。
突如として課せられた課題
放課後の勉強会も終わったことで、背伸びをして疲れをほぐそうとする3人。
そのまま甘いものを食べに行こうとしますが、風太郎は3人から誘われるものの、それを簡単に断って自分の勉強をするために帰ってしまうのでした。
すると後ろから五月が急いで追いかけてきて、自分のスマホを渡して話をさせます。
相手は5つ子たちの父親で、家庭教師の仕事の進捗を確認しては、ここまでの成果を確認する意味として、中間試験で赤点が出たらクビを宣言。
あまりに突然のできごとに五月のスマホを地面にたたき割りそうになった風太郎でしたが、その後も同様を抑えきれずにいました。
そしてふと我に返り、相手の心配よりも自分の心配をしろと五月に言いますが、「あなたに教えは乞わない」と宣言した手前、五月は意地になってしまいます。
風太郎は突然の課題に対して完全に焦っており、一花や三玖が積極的に勉強会へ参加していることを引き合いに出しては、「黙って俺の言うことを聞いていればいい」と怒鳴ってしまうのでした。
とっさの発言の後、冷静になった風太郎でしたが時すでに遅く、完全に五月の神経に触れてしまう結果となることに。
そのまま口論へと発展していき、完全に2人の間には亀裂が入ってしまいます。
一花の計らいで泊まることになった風太郎だが……
勉強の合間にボードゲームで息抜きをする一花、三玖、四葉たちでしたが、赤点を取らせてしまうと首になってしまうことから、相当な焦りを見せる風太郎。
その様子は三玖も何かを察知した様子で、今の状態では赤点を取ってしまうのではないかと、不安を覚えさせてしまう結果となります。
そこに二乃がふらりとやってきては、風太郎に代わってゲームに参加することに。
たまたま居合わせていた五月も誘いますが、自習があるからといって部屋に戻っていくと、二乃は仕事が終わった風太郎を急いで家から追い出そうとします。
しかし一花は機転を利かせて、「今晩は泊まり込みで勉強を教えてくれる約束だった」と言っては、風太郎は彼女が作ってくれたチャンスを無駄にしまいと意気込むのでした。
まずは五月との関係を修復することが最優先と考えますが、タイミングよく五月がやってきて、2人きりで会話をする機会がさっそく巡ってきます。
風太郎は感情的になってしまって怒鳴ってしまったことを謝罪しては、電話で彼女たちの父親から告げられた内容を打ち明けると、何を思ったのか五月が浴場に入り込んできます。
しかし五月と思い込んでいた相手の正体は二乃で、最も事実を知られてはいけない相手に打ち明けてしまい、完全に弱みを握られてしまうのでした。
三玖のサポートをする一花
二乃という厄介な相手に、中間試験の間にある内容を知られてしまった風太郎でしたが、彼女は徹底的に勉強に勤しまない姿勢に勤しむだろうと考えます。
どうしたものかと考えますが、そんな思惑はお構いなしに、一花は三玖と風太郎をくっつけようと企んで行動していくのでした。
強引な手に三玖もまた起こりますが、気を取り直して勉強を再開しようとする風太郎。
とりあえず楽しく勉強をしている様子を見せれば、二乃も気になって参加してくれるのではないかと淡い期待をするものの、事態は思わぬ方向へと発展していくことに。
なんでも質問すると言った風太郎でしたが、そこで三玖は思い切って「好きな女子のタイプ」について聞くと、全員が気になって風太郎に注目します。
仕方なく風太郎は御手製のフリップを用意して、1ページずつ埋めていけば3つのタイプを発表すると宣言し、これに一花と三玖、四葉はこれまで見せたことがない表情でペンを走らせていくのでした。
次々と条件を満たしていったことで、「いつも元気」「料理上手」と2つまでが発表され、残る1つが発表されることになると、二乃もまた風太郎の好みが気になって仕方ない様子を見せます。
しかし「お兄ちゃん想い」と発表されると、二乃は思い切り肩透かしを食らったことでツッコミを入れ、一方で三玖はどれも当てはまっていないことにガッカリしてしまうのでした。
意地を張り続けている五月の本心
リビングで騒いでいる様子が部屋にまで届いていた様子で、五月は注意がてらに降りてきては、三玖からヘッドホンを借りて、再び部屋に戻って勉強を再開します。
そんな五月の様子を見て何かを感じた一花は、風太郎をベランダへと連れだして、2人きりで話をするのでした。
一花は風太郎と五月が喧嘩をしているのではないかと感じており、それはいつものことだと風太郎は逃げていきますが、似た者同士だから喧嘩をするのだろうと言います。
しかし喧嘩をするにしても、仲良く喧嘩をしてほしいという気持ちを打ち明ける一花。
五月はみんなの前では毅然と振る舞っているものの、昔から不器用で素直になれない子だったことを知っていることから、今も1人で苦しんでいるのではないかと考えていました。
実際に五月も1人で勉強をするものの、目に涙をためてはこぼしており、風太郎を突き放してしまったことや素直に接することができない自分にもどかしさを感じていたのでしょう。
そんな一花を見て、風太郎は5つ子の長女として振る舞っている彼女を褒めるため、そっと頭の上に手を置きます。
一花はとっさのできごとに驚きますが、風太郎はやった方が良いと言われたことを実践したまでだと言って、寒さを理由にして部屋へと戻っていくのでした。
ところが一花は寒さを感じておらず、完全にドキドキしている様子。
そして勉強もひと段落したことで全員が就寝することになりますが、風太郎は三玖の部屋で寝ることになり、一花と三玖が同じベッドで寝ることになります。
しかし夜中に目が覚めた三玖はトイレに行くと、そのまま寝ぼけて自分の部屋へと戻ってしまい、風太郎と同じベッドで眠りについてしまうのでした。
翌朝、まだ眠っている三玖の横顔があることに気づいた風太郎は、ベッドの上で気まずさを感じながら、なぜこのようなことになっているのかで頭がパンクしそうになります。
五等分の花嫁第6話の考察
中間試験を控えた5つ子たちでしたが、未だ5人全員の足並みが揃わず、一花と三玖、四葉の3人しか勉強会に参加してくれない状況が続いています。
二乃には秘密を知られてしまい、完全に勉強会に参加させる手立てが見当たらないばかりですが、一方で五月に関しては、少しだけ関係を修復できそうな兆しが見える状況に。
そして今回も可愛い5つ子たちの様子が存分に描かれていましたが、ここで『五等分の花嫁』第6話を視聴したうえでの考察をまとめていきます。
次回はいよいよ中間試験に臨むことになりそうですが、果たして彼女たちに赤点を回避させることができるのかどうか、そのためには二乃と五月が重要なポイントに。
他の姉妹たちの様子も交えながら、次回以降の展開がどうなるのかを見ていくことにしましょう。
二乃に関しては完全にお手上げ?
ここまでの『五等分の花嫁』では、風太郎を嫌って避ける二乃が描かれてきました。
そして第6話において、風太郎は中間試験の結果次第でクビになってしまう事実を知り、自分が勉強しなければ簡単に追い出させることを知ってしまいます。
この状況では風太郎に勝ち目がないことは明白ですが、唯一と言える逆転の兆しは、他の姉妹たち全員を味方に付けることではないでしょうか。
二乃は何よりも姉妹たちのことを愛しており、彼女たちと過ごす日々を守るために風太郎敵視しますが、もし仮に二乃以外の全員が風太郎を味方すれば、その考えを改める可能性があります。
自分の感情よりも姉妹たちが大切にしたいものを優先して、仕方なしに風太郎を認めては、次第に家庭教師と生徒という関係を築いていけるのではないかと……。
しかしこれは中間試験までに間に合わない可能性が充分で、もはや風太郎が家庭教師をクビになるのは決定的と言えるのかもしれません。
五月が流した涙の理由と仲直りの可能性
1人で部屋に籠って黙々と勉強をする五月でしたが、目に涙を浮かべては、自分が取った行動について深く反省している様子が見て取れます。
なぜ涙を流していたのかという理由は、やはり長女である一花の言うとおり、素直になれない自分が許せないことからきているのでしょう。
加えて真面目な性格をしていますので、赤点を取っている自分の成績を何とかして上げたい気持ちがあり、本心としては家庭教師の授業に参加したい気持ちを持っているはずです。
しかし風太郎に対して、「あなたの金儲けの道具ではない」と突っぱねてしまっていることから、後にも引けない状況に。
この点に関しては、どちらかが謝れば収集する問題でしょう。
どちらから謝るのかが焦点になりますが、風太郎は一花に諭されて決意をしたでしょうし、五月もまた、上杉家の事情なども含めて考えなおしているはず。
一花の言うとおり似た者同士ですから、仲直りのきっかけを掴まない限りは、互いに素直な気持ちや謝罪をすることはあり得ません。
ただ風太郎に関しては、自身の進退がかかっているため、プライドを捨てることはもちろん、一花に信頼されて位ことも相まって、先に謝ろうと行動してくるでしょう。
それに対して五月はどう出るのか、またどのようなシチュエーションで仲直りを果たすのか、次回の内容がとても気になる部分と言えます。
花嫁レースに一花が参戦!三玖は変わらず突き放している状況
そして第6話を終えての花嫁レースですが、ここで新しく一花が参戦する状況に。
しかし三玖が依然として大きくリードしており、他の3人に関してはスタートすら切られていない状態にあると言えるでしょう。
二乃に関しては第3話で本心に触れているものの、恋心を動かすまでには至っておらず、四葉もLikeとLoveの境目が判別できません。
ただここに新しく加わってきそうなのが五月で、次回第7話で風太郎と仲直りを果たした後は、どういった気持ちの変化が表れるのかによってレースが大きく変わってきます。
特に五月に関しては、上杉家の事情を知っているという部分があり、他の誰よりも風太郎のことを理解していると言えます。
一花の言葉を借りれば、2人は「似た者同士」であるため、自分に近い何かを感じ取っては、そのまま惹かれあっていく可能性も否めません。
最初に接点を持ったキャラクターであり、中心人物的なポジションに立っていることから、ここにきて花嫁レースに参加することはダークホースとなりえるでしょう。
ただ一方で、大きなリードを作っている三玖に関しては、寝ぼけていたとはいえ同じベッドで寝ていたことから、風太郎と進展を迎えそうな気配もあります。
色恋沙汰に関心がない風太郎ですが、たった一晩のできごとで三玖をどのように認識していくのかにも注目で、今後は三つどもえの戦いが繰り広げていくかもしれませんね。
まとめ
『五等分の花嫁』第6話では、風太郎の進退が大きく左右されるできごとを中心に描かれており、一方で一花との仲を深めていって、様々な動きが見られる内容に。
厄介なのは二乃が風太郎に与えられた課題を知っていることで、これからの5つ子たちとの関係が窮地に立たされていることは間違いありません。
そして五月との仲直りを無事にできるのか……次回が待ち遠しい限りです。
また肝心の中間試験の結果も気になるばかりですが、これは第7話の放送を楽しみにしながら待っておきたいところ。
次回もまた放送後に感想・考察記事をアップする予定ですので、ぜひ放送終了後はチェックしてもらい、引き続き楽しむためのきっかけにしてみてください。
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