【五等分の花嫁】第116話感想・考察!自分のことを好きになれた三玖

風太郎から選ばれた四葉でしたが、素直に嬉しいという気持ちがあるものの、どこか引っかかる部分があって答えを保留したまま。そこに三玖が現れ、四葉になりきって風太郎のそばにいたいと宣言しました。

『五等分の花嫁』第116話では、三玖と四葉の詳細なやり取りが描かれています。

誰よりも早くから風太郎のことを意識していた三玖、京都で出会った時から心にい続けていた四葉という2人は、どのような会話を繰り広げるのかが注目に。

さっそく『五等分の花嫁』第116話の感想と、これからの彼女たちの行動について、考えていくことにしましょう。

第116話の感想

五等分の花嫁 第116より引用

四葉になりきって風太郎と一緒に過ごすという、とんでもない発想を打ち明けた三玖。

しかし、あくまで四葉を選んだ風太郎の意思を尊重するため、本人にはそのつもりが一切ありません。ただ一方で、恋のライバルである以上、四葉を応援するつもりもないと話していました。

電車の運休により、カラオケで同じ時間を過ごすことになった三玖と四葉は、気まずい空気の中で話し合うことに。

そこで明らかになったのは、四葉の心の奥底には自分の失敗で姉妹を巻き込んでしまった事実がいつまでもあり続けていたということ。四葉が誰かのために行動するようになった根幹の部分ですから、強く根差していることが分かります。

ただその事実は、姉妹の誰もが「四葉のせいで……」とは微塵も思っていないことが、もはや周知のものに。実際に三玖も、転入したからこそ風太郎に会えて、自分を好きになれたと振り返っています。

三玖以外にも、一花・二乃・五月もまた、同様の想いを抱いているはず。四葉はその事実を知らされたとしても、やはり過去のできごとをいつまでも引きずっていたのです。

もし風太郎の想いに応えるのであれば、それは四葉が過去から脱却できたということに。

四葉にとって風太郎はとても大切な人ですが、それ以上に姉妹のことが何よりも大切なのだということが見えてきます。だからこそ、自分がしでかした過ちをいつまでの引きずり、自分が選ばれることに気持ちの整理がつけられないのでした。

しかし、カラオケの1室で三玖の言葉を聞き、四葉はようやく気持ちに整理をつけたのでしょう。明るい笑顔を取り戻すだけでなく、姉妹に会って話をするために家に戻る決断をしました。

姉妹に改めて報告するため……それは風太郎とどう付き合っていくのかということでしょうか。最後まで四葉らしさを貫くのであれば、風太郎の申し入れを断るという線も見えてきますが……果たして、どのような内容が描かれるのかが楽しみです。

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三玖の発言から考えられること

五等分の花嫁 第116より引用

『五等分の花嫁』第116話は、三玖の集大成という内容がピッタリかもしれません。

勉強と風太郎から逃げていた姉妹のなかで、最初に心を開いて接していったのが三玖。彼女が風太郎に対して抱いていた気持ちの数々、選ばれなかったけど後悔はない様子など、様々な心情が窺えました。

ここではまず、第116話内にあった三玖のセリフを見ていくことにします。そして、これからどのように過ごしていくのかを考えて生きましょう。

四葉と風太郎への気持ちは全員が同じ

第116話での三玖の発言、そして以前から示していた二乃の姉妹への姿勢というのが、改めて描かれていました。

もちろん、(五月はさておき……)姉妹全員が風太郎に選ばれたいという想いを抱えていたこと。そして選ばれなかったとしても、選ばれた相手を祝福してあげたい。

修学旅行編において、二乃が一花に向かって話した想いは、一花だけでなく三玖にも大きく響いた言葉だった様子。その想いに感化されて、三玖もまた、風太郎に選ばれなくとも、しっかりと四葉を祝福してあげたいという考えが見て取れます。

やはり五つ子というべきか、姉妹全員が同じ想いや似た考えを持っていました。しかし選ばれた本人である四葉に限っては、それよりも自分の過去との向き合い方に必至です。

一花と五月はそれぞれの接し方がありますが、二乃と三玖は風太郎への強い気持ちがあるため、四葉の迷っている姿を見てイライラするのも無理はありません。

「背中を押してあげない」というセリフも、風太郎と結ばれたいという想いがあるからこそでしょう。横取りするつもりはないものの、チャンスがあれば風太郎を手にしたいというしたたかさはあるかもしれません。

ただ姉妹だからこそ、いつまでも四葉が過去を引きずっている姿に居ても立っても居られないのでしょう。それゆえの接触であり、結局は四葉の背中を暗に押したかったという気持ちが多少なりともあったはずです。

これからも風太郎への態度は変わらない?

風太郎が四葉を選んだという事実は変わりません。だからといって、急に風太郎への接し方を変えるつもりもないという考えも見て取れます。

カラオケで四葉が歌い出した際、「(カラオケの点数を)取り返す」と言っていました。

これは風太郎と四葉が別れた場合、そのチャンスを見逃さないという意思表示でしょう。その宣言に四葉も「望むところ」と言い返します。

このシーンを見ても、三玖は大きく変わったと分かります。

自分に自信を持てなかった三玖でしたが、風太郎との出会いによって“姉妹の落ちこぼれ”という意識が皆無になりました。そして将来の道も自分で見つけ、楽しい時期を過ごしているはず。

三玖がもっと成長していくためには、これからも風太郎の存在が欠かせないでしょう。四葉と結ばれたとはいえ、風太郎と触れ合っていくのはこれからも変わりそうにないと感じます。

それは他の姉妹も同様であり、当然、風太郎も同じ考えでしょう。何より五つ子たちを平等に扱っている風太郎ですから、いくら四葉と特別な関係になろうとも、それだけは決して変わることがないはずです。

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これからの四葉について

五等分の花嫁 第116より引用

三玖との話し合いによって、四葉はようやく意思を固めたような表情を見せました。

まずは姉妹に会って話をすることになりますが、そこでどのような内容が語られるのかが気になるところ。そして保留にしている風太郎への返事もまた注目どころに。

最後になりますが、大きな焦点となる風太郎への返答、そして急展開を巻き起こす可能性について考えてみました。

風太郎の申し入れを受け入れる

既定路線ではありますが、過去の過ちをしっかりと受け止めたうえで、風太郎の気持ちを受け入れることを決断したのでしょう。その報告のため、四葉は姉妹のところに戻ることにしたと考えられます。

四葉はずっと姉妹に迷惑をかけてきた、彼女たちの人生を台無しにしたという想いを抱えていました。しかしそれは、三玖が直接話しているわけではないものの、誰もそう思っておらず、むしろ風太郎と出会えて良かったと思っていると察知しているのでしょう。

風太郎の申し入れを保留にしていた理由は、四葉の過去が大きな原因でした。

ではもう1つ、風太郎に話さなければならないことがありますが、それはどうするのでしょうか?もしかすると、風太郎も一緒に話を聞くことになり、そこで京都の少女であることや麗奈の正体を打ち明けるのかもしれません。

結局のところ、三玖は四葉と風太郎が6年前に出会っていることを知っている様子が描かれませんでした。その時初めて知って、どのような反応を見せるのかも楽しみなところ。

二乃もまた、その事実をあまり知らない側ですが、どうように反応が気になりますね。

一方でその事実を知る一花、麗奈として共犯関係にある五月もまた、四葉と風太郎の関係について改めてどのような見解を示すのか……。

残りわずかとなった物語において、なにより風太郎は気づいていたのかそうでないのか……あるいは、どの時点で確信を得るようになったのかなど、6年前の京都の少女関連のトピックは気になる部分です。

急展開を巻き起こすなら“五月”に譲る可能性?

もはや確定的である四葉=花嫁の線ですが、もしも大逆転劇を起こすのであれば……?

四葉は過去のできごとをいつまでも引きずっていたのが明らかにされました。姉妹に話をすることになっても、まだその事実が尾を引いているようであれば、風太郎の申し入れを断る決断をしたという見方もできます。

その場合、次に有力なのは、ずっと中立ポジションに立っていた五月でしょう。

まず四葉と五月は、麗奈という人物において共通点を持っています。五月は6年前に出会った京都の少女=麗奈として風太郎に接触し、それは四葉のお願いでそうしていました。

2人は共犯関係にあると言えますから、四葉が自分の代わりに後押しをする相手は、五月以外にあり得ません。

突然のカミングアウトで風太郎の気持ちが変わることはないでしょう。しかし五月が扮する零奈によって励まされたのもの事実ですから、零奈(五月)への想いは少なからずあるはず。

問題なのは、五月がどのように捉えているのかということ。風太郎への気持ちを芽生えさせているようなシーンがありながら、自分よりも四葉を優先していた様子が顕著であるため、彼女が前向きに風太郎と付き合う可能性も少ないでしょう。

かという一花・二乃・三玖については、風太郎を諦めてはいないかもしれませんが、横取りをしてまで結ばれたいとは思っていません。

いずれにしても、四葉以外に花嫁の可能性が低くなっていますので、既定路線のまま進むことは間違いないはず。どんでん返しも起きないでしょうが、最後まで四葉=花嫁に抗うための考察、でした。

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まとめ

五等分の花嫁 第116より引用

後悔などあろうはずがありません。

元プロ野球選手のイチローの言葉ではありますが、三玖にも同じ言葉が似合います。

自分に自信を持てるようになり、将来の道を目指す楽しさなど、すべては風太郎との出会いによるものです。そんな彼を好きになり、自分は選ばれなかったけれども、清々しいほどに晴れ晴れしい表情を見せていました。

『五等分の花嫁』全体を通してみれば、三玖の成長というのは本当に著しいものがあります。迷いを感じた家族旅行、恋の辛さを味わった修学旅行など、三玖の成長録を追っていくだけでも楽しめるかもしれません。

一花・二乃・五月は果たしてどうなのか……このあたりも詳細に知りたいところですが、ひとまずは四葉と風太郎の問題が最優先。果たして姉妹にどんな話をするのか……四葉の行動は一切見逃せません。

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