五等分の花嫁(第11巻)- 五つ子たちの過去が明らかに!

『五等分の花嫁』は講談社の週刊少年マガジンで連載されており、2019年9月時点では累計発行部数720万部を突破している作品。

2019年1月にはTVアニメ化、さらに第2期制作が決定するなど、これまでのラブコメ作品とは一線を画す人気を誇っています。

女性人気も高まっているなか、多くのファンが気になっているのが「誰が花嫁なのか?」ということ。

今回は『五等分の花嫁』第11巻のあらすじ紹介から、読んだうえでの感想をまとめていきます。(※ネタバレが含まれます)

五等分の花嫁 第11巻のあらすじ

五等分の花嫁(11巻):表紙より引用

「落第寸前」「勉強嫌い」の美少女五つ子を、アルバイト家庭教師として「卒業」まで導くことになった風太郎。春休みが明け、新学期到来。無事三年生に進級した五つ子と風太郎は、なんと六人とも同じクラスに配属! 恋に勉強に学校行事!! 賑やかすぎる高校生活最後の一年が、幕を開ける──!!

引用:講談社コミックプラス

  • 発売日
    2019年09月17日
  • 収録話
    第87話 私と姉妹1
    第88話 私とある男子1
    第89話 私と姉妹2
    第90話 私とある男子2
    第91話 偶然のない夏休み
    第92話 秘密の痕
    第93話 ツンデレツン
    第94話 分枝の時1
    第95話 分枝の時2
五等分の花嫁(11) (講談社コミックス) [ 春場 ねぎ ]
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五等分の花嫁 第11巻の感想・ネタバレ

五等分の花嫁(11巻):88P 1コマ目より引用

『五等分の花嫁』第11巻は、四葉視点から五つ子たちの幼少期の記憶が描かれています。京都の修学旅行で出会った四葉と風太郎は、どのような行動を取っていたのか?

そして後半では、それぞれの夏休みの過ごし方が描かれ、一花が不穏な行動に出ます。「5人一緒」が当たり前だった彼女たちにとって、一花の行動はどのように映っているのでしょうか?

第11巻は、特に四葉がフィーチャーされているといえるでしょう。風太郎に対してどのような感情を持っていたのか、これまでの行動が包み隠さず明らかにされています。

さっそく『五等分の花嫁』第11巻を読んで、大まかな感想・ネタバレを進めていきますので、最後までお付き合いください。

四葉視点で語られる『五等分の花嫁』

『五等分の花嫁』第11巻の最注目が、第87~90話までの部分。

四葉の視点から物語が描かれており、幼少期はどのように過ごしていたのか、京都で風太郎と出会ったときの行動、そして高校生になって犯した過ちなどが明らかに。

とくに「私とある男子2」は、これまでの『五等分の花嫁』で四葉がどのような心境でいたのかが分かり、最終的に風太郎への気持ちを諦めてしまった姿が見てとれました。

第10巻では写真の少女=四葉であることが判明し、その直後に四葉のエピソードを4話にまたがって展開したあたり、多くの四葉ファンが歓喜したでしょう。しかし同時に、悲しみに暮れたのも事実となります。

その後の四葉は努めてこれまで通りに接していますが、今後、四葉の大逆転劇が用意されているのか……?また風太郎の気持ちが再燃するきっかけに期待したいところです。

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風太郎にとっての五つ子

学校も夏休みに入ったことで、久しぶりにいつもの風太郎の様子が描かれていました。誰とも遊ぶ様子がなく、相変わらず勉強を続けるだけの毎日を送っています。

しかし妹のらいはが待ったをかけ、中学生になってませた彼女は、五つ子たちと出会うように仕向けるのでした。ところが思惑通りにいかず、五つ子たちはアパートを退去して、元のマンションへの引っ越しをしていたのです。

一方で風太郎は、海で偶然であったクラスメイトたちとの楽しい時間を過ごすことに。そこには人付き合いを好んでしなかった風太郎の姿はなく、仲間たちと楽しく遊んでいる様子が描かれていました。

その大きな変化は本人に自覚がなく、クラスメイトから指摘されたことで初めて気づきます。疲れて眠ってらいはを連れて帰る道中、風太郎は五つ子と過ごさない日々に寂しさを覚えており、彼女たちとの時間を恋しく思うのでした。

『五等分の花嫁』全編を通して、風太郎が成長していく様子は目に見えて分かります。しかし五つ子に対する気持ちが、ここまで大きく漏れてしまったのは初めてのこと。

五つ子に対する気持ちをここまで漏らしてしまうのも、やはり風太郎が大きく成長している証といえるでしょう。そして恋愛本に手を出しているあたりからも、彼女たちの気持ちに応えたいという様子が窺えるばかりです。

女優業に専念したい一花

母親の命日に五つ子揃って手を合わせているところ、一花は「学校をやめて女優業に専念する」という重大な心中を打ち明けます。

二乃は聞こえないふりをして誤魔化し、あと少しで5人一緒に卒業できるところまできて、一花だけが離れていくことに納得しません。一方で五月は、一花の意志を尊重する発言をしますが、優等生と皮肉されるほどのセリフでした。

そして三玖は学校で一花と会話をします。もしかすると一緒にいるのが気まずいのでは……そう感じて直接言葉をかけますが、一花は女優らしい演技でごまかすばかり。

四葉については、過去のできごとから一緒に行動すると言いますが、一花はそれを制止します。そして「本当にやりたいことを探しな」と四葉をたきつけるのでした。

一花の決意は固く、風太郎ですらどうしようもありませんでした。しかし奇策に出て、風太郎自主制作の映画に一花を出演させる、カメラの前で週2回勉強させるという脚本で、事務所にオファーを出すのでした。

結果、一花は大学ではなく休学という選択に切り替え、女優業を続けながら卒業を目指すことに。同時に一花が抱えていた風太郎への気おくれも払しょくすることになり、元の関係を取り戻そうとしていきます。

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五等分の花嫁 第11巻の各キャラ動向

五等分の花嫁(11巻):160P 5コマ目より引用

『五等分の花嫁』第11巻では、やはり四葉に注目が集まってしまいます。果たして四葉はこれからどうなってしまうのか……その思考が常に頭のなかを駆け巡っていくばかり。

全体的に風太郎との進展が見られませんが、五つ子のなかにある彼への意識など、大きな変化などが見てとることができます。そこで、第11巻を終えての五つ子たちの動向についてまとめていくことにしましょう。

風太郎への意識や想いが如実に窺えるのが第11巻です。いよいよ卒業も近づいているなか、五つ子は風太郎に対してどのような気持ちを抱えているのか、また今後の展開にどう影響していくかをチェックしてみてください。

中野一花

一花に関しては、やはり修学旅行での一件が尾を引いている印象が強くあります。しかし風太郎が諦めずに近づいたことで、折れるような形で関係を取り戻すことに。

ただ気になるのは、傷つけてしまった三玖については、変わらず近づきがたい意識があるということ。三玖は水に流している様子ですが、それでも自分自身が許せないというのは一花の言葉です。

セリフ上は「フータローくんと一緒に……」とありますが、左手で左目を隠しており、心理学やオカルト的な観点から見ると、左目には「未来を見る」や「真実を見通す」といった意味が込められています。

この場合、一花は左目を左手で隠していることから、真実を覆い隠す=事実から目を背けたいという意思の表れかもしれません。それだけ一花にとって心理的なダメージを負うできごとであり、とくに三玖については目を背けたくなるほどの後ろめたさが窺えます。

中野二乃

第93話では二乃と風太郎が2人きりになる様子が描かれていました。総括すれば「二乃の心情」がよく分かるもので、風太郎と姉妹への想いそれぞれが描かれています。

まず風太郎に関しては、プール編こそ積極的なアプローチを試みたものの、結果として不発に終わります。そしてバイト先の店長を見舞うために一緒に行きますが、そこでは以前のような振る舞いを見せてみるのでした。

後者に関しては、風太郎の二乃に対する気持ちの変化もあり、効果があったといえるでしょう。今の風太郎にとって五つ子に嫌われるということは、深手になることが窺えます。

また、五つ子たちへの気持ちは、これまで通り大切な存在だと分かります。しかし一花が女優業のため退学することを打ち明けると、誰よりも悲しんだのが二乃でした。

ずっと五つ子全員で過ごしてきたため、それが日常になっているのは当然のこと。それゆえに誰かがいなくなってしまうというのは、二乃にとって想像もつかないことでしょう。

風太郎に「そばにいてくれる?」というのは想いを伝えているだけでなく、誰よりも家族を愛している彼女らしい言葉。二乃にとって風太郎という存在が、どれだけ大きくなってしまっているのかが見てとれます。

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中野三玖

修学旅行の一件があったものの、すっかり立ち直ることができた三玖。それどころか、誤魔化しがあったとはいえ、風太郎に想いを伝えてスッキリしている様子が見られます。

もはや暗いイメージが付きまとう三玖の姿がなくなったと言えるかもしれません。それほど前に進めるようになり、積極的すぎるアプローチを取るなど、大きく成長しました。

そして忘れてはならないのが、三玖が抱いている一花への意識というもの。

一花は少し気まずそうにしていますが、被害者ともいえる三玖はすべてを水に流しています。両者の間で不穏な空気が流れていることを理解しており、どうにかして仲が良かった頃に戻りたいと思っていたのでしょう。

退学の意志を伝えに行く一花より先回りして、学校で2人きりで話し合ったシーンは、一花を本当の意味で許してあげたいという行動とも言えるかもしれません。しかし三玖の1人だけでは、一花の固い決意を覆すことができませんでした。

しかし一花と三玖の関係を一番理解していたのは、ほかならぬ風太郎です。彼なりに一花を引き留めるため、事務所に乗り込んでまで交渉する始末。

その間、三玖は風太郎の一花への気持ちを聞いていましたが、修学旅行から2人の関係は思いのほか進んでいると見ることができます。

中野四葉

五つ子たちの過去が語られるなか、四葉はどのような考えで行動していたのか……そして最後のシーンには胸が突き刺さって切なさだけが残されてしまうばかり。

食堂で風太郎と運命的な再会を果たすものの、彼女はそれまでに姉妹の足を引っ張ってしまったという事実から、「特別になってはいけない」と感じて行動していきます。

特別になろうとしたことで姉妹に迷惑をかけた、それだけでなく落ちこぼれの自分についてきてくれため、四葉はなにも求めなくなったといえるでしょう。

風太郎との5年ぶりの再会に喜んでしまうのは、自分と風太郎が特別な関係になってしまうから。そうすると再び姉妹に迷惑をかけてしまうため、四葉が気持ちを押し殺して行動したのは無理もありません。

そして風太郎への「好き」という気持ちを抱きながら過ごしてきましたが、最終的に封印することを決意。涙ながらに風太郎の想いを語るのは、自然と涙が浮かんできます。

しかし一花から「本当にしたいことをやりな」と言葉をかけられたことで、再び風太郎への気持ちがこみ上げてくる可能性を残しました。今後の四葉がどのように行動していくのか、次巻も注目すべき人物となっています。

中野五月

一花・二乃・三玖・四葉のいずれもが、風太郎への好意を示しているなか、五月は彼に対する好きという感情が見えない唯一のキャラクターとなりました。

基本的なスタンスとして、家族旅行で垣根越しに語ったように、「友達」なのでしょう。なにより五月には、「五つ子の母親」になるという意識が強くあるため、恋愛感情が芽生えないのかもしれません。

そして母親の代わりとして、姉たちを守るというのが五月の指名なのでしょう。風太郎の争奪戦はふたたび姉妹の仲を悪化させると思い込み、あれこれ工作を試みたものの、結局は杞憂に終わってしまうことに。

しかし気になるのは、五月の持っている本心が見えないということ。

母親の墓前で二乃から指摘されているように、「優等生」としての発言しかしていません。これは言い換えると、五月の本心ではないということではないでしょうか。

個人の気持ちよりも、母親ならどう言葉をかけるのか。このことに意識を集中しすぎるあまり、五月の発言には個人の意思が希薄なものばかりとなっています。

模範解答しかできない五月ですから、これから彼女の本心を描いてくれるのかが気になる部分に。そうなれば、風太郎にどのような感情を抱いているのが分かるはずです。

あるいは母親を亡くしてから自己を殺してしまった五月が、これからのクライマックスにおいて、どのように自分らしく成長していくのかが気になるばかりです。

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まとめ

五等分の花嫁(11巻):86~87P より引用

『五等分の花嫁』第11巻は四葉の視点から物語が語られ、五つ子たちの過去や彼女の本当の感情というものがよく分かる内容でした。そして一花の罪の意識も、ある程度和らいだのではと見ることができます。

それぞれが異なる道を歩み始めているという部分も注目するポイントでしょう。一花が独り立ちをすることになり、ほかの姉妹も将来を見据えて、どのように自分らしく行動していくのかが気になるばかり。

そして個人的に最注目は、五月の今後となります。やはり個人の感情ではなく、母親の代わりとしての感情が大きいため、彼女の行動や心情に注目せざるをえません。

また次巻についても同様にまとめていくと同時に、いくつか考察記事などを出しながら、
より『五等分の花嫁』を楽しむためのきっかけを提供していきたいと思います。

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