【五等分の花嫁】第114話感想・考察!選ばれた四葉は風太郎の決断にどう応えるのか?

『五等分の花嫁』第113話では、風太郎が選んだ相手が明らかになりました。6年前の修学旅行で出会った少女……家庭教師の仕事で何度も挫けそうになった時に助けてくれた四葉でした。

第114話では風太郎が四葉を選んだ理由が描かれています。他の姉妹ではなく、なぜ四葉でなければならないのか……。また、他の姉妹との違いも明らかに。

そして四葉は、風太郎の答えに対して、どのように行動していくのでしょうか?彼女は風太郎への気持ちを何度も諦めていますが、ここでまた正直な気持ちに向き合っていくのかが注目どころに。

衝撃の展開から1週間明け、『五等分の花嫁』第114話の感想と考察をまとめます。ほとんど考察をする部分も無くなりつつありますが……最後まで天邪鬼でいきましょう。

第114話の感想①:風太郎が四葉を選んだわけ

五等分の花嫁 第114より引用

風太郎が一花でもなく二乃でもなく、三玖でもなく五月でもなく、四葉を選んだ理由。

五つ子の家庭教師に着任した早々、彼女たちから避けられました。しかし四葉だけは授業を受けようとする姿勢を見せ、それはずっと変わらないものとして描かれています。

また、四葉は風太郎に勉強以外のことを教えました。女の子と遊びに行くこと然り、学級長として様々な行事に関わること然り……。

そのなかで風太郎は、様々な苦労を経験しました。そして彼の傍には、四葉の姿がありました。

俺は弱い人間だから
この先 何度もつまずき続けるだろう

(中略)

その時には四葉
隣に お前がいてくれると嬉しいんだ

安心すんだよ
お前は俺の支えであり
俺はお前の支えでありたい

―『五等分の花嫁』第114話より

四葉に想いを伝えたときの風太郎のセリフは、鳥肌が立つほどカッコいいと感じました。また、真剣に悩んだのだろうということが窺えます。

“風太郎にとっての四葉とは”がハッキリと分かるもので、とてもスッキリしたというのが率直な感想。三玖推しの自分でも、「四葉を選んでくれてありがとう」と思えるほど清々しいです。

また、四葉の積み重なった想いが報われるという意味でも、やはり晴れた気持ちになれます。

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風太郎の告白には“好き”があるのか?

つっこむ必要はありませんが、捻くれたいから捻くれます。

風太郎が四葉に伝えた想いは、愛の告白としては十分です。「お前が必要だ」と告白された女子は、実際に胸がときめくかもしれません。

しかしこの言葉だけでは、風太郎が四葉のことを“好き”なのかどうかが分かりません。

もちろん風太郎は五つ子たちのことが好きですが、よくある表現を引用して、“like”なのか“love”なのかと聞かれれば、彼女たちのことは“like”でしょう。

傍にいて欲しい、支えて欲しいという気持ちは、言い換えれば助けてほしいということで、“好き”とは別の感情だと見ることができます。それは付き合わずとも、風太郎と四葉の関係ならずっと続けられるものです。

学園祭において、風太郎は五つ子から1人を選ぶという決断をしました。本当に好きで好きで堪らないという気持ちから決断したものなのか、それとも、誰かを選ばざるをえないという感情になったのかがイマイチなところ。

(一花に誰も選ばないと宣言していますし……)

四葉の場合、風太郎のことを“love”という感情で見ています。しかし風太郎の四葉への感情は、果たして“love”と言えるものなのか……。

風太郎が四葉を選ぶ理由については納得できます。しかし、なぜ四葉を選んだのかが分かる発言や心理的なものが見えてきません。

浮かび上がってくるのは、風太郎が四葉=6年前の京都の少女であることを知った可能性でしょうか。風太郎にとっての京都の少女は、らいは曰く、初恋の女の子です。

四葉=京都の少女を知っているのは限られていますが、学園祭では新しく竹林が追加されました。四葉と竹林が話している際、事実を風太郎に伝えてほしくないと言っています。

風太郎と竹林は学園祭で2度目の接触をしており、そこで竹林から伝えられたのか、もしくはその時に気づきがあったのではないでしょうか。また、四葉のキスシーンにおいて、風太郎は零奈名乗る誰かと勘違いしているフリをしていたのかもしれません。

学園祭初日では誰も選ばないという決断をしている風太郎ですが、2日目以降に考えを改めて四葉を選んだとなれば、京都の少女=初恋の相手=零奈=四葉だと確信したから。

これならば、四葉を“love”の気持ちで選んだと納得できますが果たして……。

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第114話の感想②:右往左往する四葉の気持ち

五等分の花嫁 第114より引用

「私とある男子」「最後の祭りが四葉の場合」と、これだけでも四葉の気持ちが右往左往していることがよく分かります。

風太郎への気持ちを持っては諦め、また期待してみようと思っても区切りを付け、どうすればいいのか四葉本人も分かっていないのかもしれません。

しかし風太郎の想いを受け取ると、四葉はやはり四葉で、彼の前では嘘をつくことができませんでした。自分に根付いた風太郎への深い気持ちを、ハッキリと伝えています。

前回の考察を振り返ってみると、やはり四葉は最初から風太郎の気持ちに応えないつもりでいました。保健室から出るという行動は、四葉の即答からも如実に窺えます。

さらには風太郎の前から逃走する始末。ただ彼の真剣な気持ちを目の当たりして、四葉は涙を抑えきれず、いくら「嫌い」を言おうとしてもできません。彼女にとって風太郎とは、6年前に出会った自分を変えた大切な相手だから。

さて、ここでも捻くれてみますが、第114話のラストは四葉の「ずっと好きでした」で終わっています。

真っ当な見方をすれば、四葉は風太郎にOKを出したということ。

しかし、「ずっと好きでした」という四葉のセリフは、一見して両想いになれたと見ることができますが、その言葉には続きを作ることもできます。

「ずっと好きでした。……だけど……」という展開も想像できてしまいますので、やはりまだ四葉で確定という安心感はありません。(引っ張らなくてええやん、という気持ちが強いですが)

また、このまま四葉エンドで進むのであれば、残りの7話ほどをどのように消化するのかが気になるところ。

例えば、二乃と三玖が四葉を茶化して、風太郎を奪おうとする。その様子を五月が見て2人を見て制止する……。このような展開は、蛇足と言わざるをえません。

春場ねぎ氏のインタビューで、蛇足感を取り去って綺麗にまとめたいという考えを持っていることが窺えますから、稚拙な想像は実現しないでしょう。

残りは京都の少女に関する告白や鐘キスの相手、選ばれなかった姉妹たちの様子、結婚式の様子とその後などが現実的でしょうか。それでもまだまだ余裕がありそうですが、問題は「最後の祭りが風太郎の場合」がどこまで続くのかということ。

第114話は「~~②」という形でしたから、伸ばせてもパート4まででしょう。

……やはりラスト直前の大どんでん返しは実現しないかもしれません。いずれにしても、どのような形で最終回まで運んでいくのか、春場ねぎ氏のストーリーメイキングに期待したいところです。

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まとめ

五等分の花嫁 第114より引用

『五等分の花嫁』第114話では、風太郎の想いが描かれました。

なぜ四葉を選んだのか、それがハッキリと分かるものであり、とても納得できるものだったと思います。これも四葉が最初から風太郎のそばにいたことの積み重ねでしょう。

一方で選ばれなかった姉妹たちはどうしているのか?五月はきりっとした表情で四葉を追いかけるように言っていますが、彼女の本心はいかがなものか?一花・二乃・三玖はどういった気持ちになっているのかが気になるばかり。

また余談、あるいは蛇足になりますが、「もしも他の姉妹を選ぶなら」という見出しを作ろうとしましたが、あまりに内容が稚拙だったのでボツに。もしも余裕があれば、時間があれば別記事にしたいと思います。

そして最終回も近づいていることですし、「最終回はどうなるのか」「単行本表紙は誰が登場するのか」という部分も考えていかねばなりません。

その辺りも進めていくことにして、『五等分の花嫁』第115話で描かれる風太郎と四葉のさらなる様子を心待ちにしたいばかりです。

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