【青ブタ】『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』舞台挨拶&感想!的確に表現された注目ポイント!

2019年6月15日から上映が始まった『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』。

公開初日から劇場で鑑賞してきましたが、舞台挨拶のライブビューイングにも参加することができましたので、その感想とともに書いていきます。

多少ネタバレになってしまう部分もあるかもしれませんが、まだ観ていない人も何度も観に行ったという人も、ぜひ最後までお付き合いしてください。

キャスト5人が登壇した舞台挨拶

まずは公開初日におこなわれた舞台挨拶の感想から。

現地ではなくライブビューイングで見ていましたが、出演したキャストたちの生のコメントを聞くことができ、そのあとから始まる本編の楽しみが膨らむ結果に。

そのなかでも印象に残ったやり取りや言葉をまとめていきます。

メインキャストによる注目ポイント

初日舞台挨拶には梓川咲太役の石川界人さん、桜島麻衣役の瀬戸麻沙美さん、牧之原翔子役の水瀬いのりさん、双葉理央役の種崎敦美さん、古賀朋絵役の東山奈央さんが登壇。

ようやく公開初日を迎えることができた喜びやアフレコ台本を手渡されたときや終えたときの感想など、出演者しか感じられない想いをそれぞれ述べてくれていました。

そのなかで特に印象に残った言葉が、ネタバレしない程度での注目ポイント。

これに真っ先に言葉を発したのが瀬戸麻沙美さんで、「麻衣の選択」と答えると、石川界人さんも「咲太の選択」と続き、さらに「翔子の選択」と水瀬いのりさんも回答。

原作第6巻となる『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』まで読み終えており、第7巻の内容も仕事柄うっすらと記憶していたため、3人のコメントが的確に表現されていることに感慨を受けました。

それぞれが何を選択するのか、それは内容のネタバレになってしまうため駆けませんが、TVアニメでも各話で「選択」を迫られていた咲太にとって、今回も大きな岐路に立つことになります。

そこに麻衣と翔子それぞれの「選択」も絡み合うことで『ゆめみる少女』の物語が紡がれていることから、メインとなる3キャラクターの行動には要注目と言えるでしょう。

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古賀朋絵と双葉理央の注目ポイントは?

メインキャスト3人に続き、注目ポイントを答えてくれたのは古賀朋絵役の東山奈央さんで、ここからなぜか漢字二文字で表現していくという流れに。

東山奈央さんはあ流れを壊すことなく「朋絵の登場」と簡潔に答えており、本編視聴後の感想になりますが、これも的確表現と言わざるをえません。

対して種崎敦美は少し悩んだ表情を見せながら、しばらくして「双葉の感情」と回答。

これには思わず頷いてしまうばかりで、原作はもちろん、TVアニメを視聴済のファンであれば、双葉理央というキャラクターは感情の起伏が少ないことが分かるでしょう。

嫌なことには嫌と答えなど、咲太に対して冷たく接している様子が強いイメージですが、何事にも冷静に淡々としている双葉理央だからこそ、「感情」という部分に注目してほしいというのは流石のひと言。

原作第3巻『ロジカルウィッチ』での双葉が珍しく不安な心境を吐露しており、とても新鮮で印象深い様子でしたが、『ゆめみる少女』での彼女もまた貴重な表情や心境を覗かせていました。

水瀬いのりから石川界人への「花マル」

キャストによる制作裏話やトークを聞きたい気持ちが募りますが、早く本編を観てみたいという気持ちが高まり、そのなかで名残惜しくも降壇の時間を迎えることに。

最後には石川界人さんから「集中してみていただければ、絶対に感動できますし、絶対に泣けますし、絶対に心に残る作品になる」と力強く締めました。

ライブビューイングではあるものの、キャストからそういったコメントをもらうと自然と期待の気持ちが強まり、自信を如実に窺えるばかり。

また、このコメントに対して、水瀬いのりさんから「花マルですね」という称賛が贈られ、キャスト一同や原作を読み終えているファンからは唸る言葉が出ていたのが印象的。

そのまま5人は拍手喝采のなかでステージを降りていき、それぞれが挙げられた注目ポイントがどういった意味を持つのか、それを念頭に置きながら視聴してきました。

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映画『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』の感想

ここからは映画『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』を観た感想を、ネタバレを極力避けなければまとめていこうと思います。

前置きすると、原作は『ゆめみる少女』を読んでおり、『ハツコイ少女』は読んでいないという中途半端な形になっています。

それでも楽しめたこと、改めて『青ブタ』という作品の魅力にハマってしまったことは間違いなく、もう一度最初から読み直してみたいという気持ちにさえなりました。

2巻分の物語がうまく凝縮されていた

『青ブタ』は咲太とそれぞれのヒロインの物語が描かれており、原作ライトノベルは厚みのある部類で、各巻が濃厚でまとまりのある内容です。

アニメは原作を読み終えた状態で視聴しており、2~3話に無理やりまとめている感が否めないですが、それでも徹底的にそぎ落として30分アニメの枠に収められていました。

今回の映画『ゆめみる少女』においても、この部分は盛り込んでほしかったという箇所があり、後半も駆け足になっている印象を受けたものの、よくまとめてきたなというのが率直な感想になります。

どれだけまとめられているのかと言えば、映画『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』は約90分の上映時間となっています。

これは30分アニメに換算すれば3話分、実際の視聴時間にすれば約4本分に相当しますが、約380ページ×2巻分の内容が落とし込まれている計算に。

原作を中途半端に読み進めている自分ですが、特に違和感を覚える場面がなければ、コミカルな部分もしっかりと盛り込まれていたため、やはりうまくまとめられていると言わざるをえません。

「選択」とタイトルの意味が深い

舞台挨拶で述べられていた注目ポイントについて、これはいずれも的確に表現されていると書いていましたが、見終えたあともその評価は変わりません。

咲太の選択は落ち着くべきところで落ち着きますが、そこに至るまでには彼が持っている優しさが邪魔をしており、あげく必死になって行動していくことに。

しいていえば、咲太の心の葛藤があまり見られず、もっと深く悩んで欲しかったという感想もありますが、尺の都合上仕方がないのかもしれません。

それ以上に感慨深いのは翔子の選択で、『青ブタ』を見ている人なら周知のとおり、作中には牧之原さんと翔子さんの2人が出てきます。

どちらの選択も咲太と麻衣以上につらく苦しい決断であるがゆえに、クライマックスでは涙を抑えることができませんでした。

また、『ゆめみる少女』と『ハツコイ少女』のタイトルに込められた意味……こちらも映画本編を終えたあとに振り返ってみると、やはり感慨深いという言葉に尽きます。

どういった意味があるのかはネタバレになってしまうため言及しませんが、実際に視聴したあとは実際に手に取ってもらい、表紙イラストとともに振り返ってほしいばかりです。

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まとめ

映画『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』は、原作第6巻『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』と第7巻『青春ブタ野郎はハツコイ少女の夢を見ない』が描かれている作品。

約90分という上映時間に凝縮するのはかなり難しいことだったと思いますが、制作スタッフはよくまとめていると感じましたし、私は大きな違和感なく見ることができました。

TVアニメシリーズを見ていた人は必ず見て欲しい作品で、原作を欠かさずチェックしている人は、言わずもがなチェック済みであることでしょう。

上映が終わったころには涙を流している人も多く、大半が納得できるはず。

キャスト陣が述べた「注目ポイント」や「花マル」の意味、理解に整理の時間が必要なところなど、映画『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』は見る価値がある作品だと推したいと思います。

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