五等分の花嫁(第8巻)― 「誓いの鐘」でキスをした五月は誰?

『五等分の花嫁』の花嫁は講談社の週刊少年マガジンで連載されており、2019年2月時点では累計発行部数300万部をと突破している作品。

2019年1月にはTVアニメ化もされ、個性豊かな美人五つ子姉妹たちと日常が描かれていますが、特に注目が集まっているのが「誰が花嫁なのか?」ということ。

今回は『五等分の花嫁』第8巻のあらすじ紹介から、読んだうえでの感想をまとめていきます。(※ネタバレが含まれます)

五等分の花嫁 第8巻のあらすじ

五等分の花嫁(8巻):表紙より引用

「落第寸前」「勉強嫌い」の美少女五つ子を、アルバイト家庭教師として「卒業」まで導くことになった風太郎。五つ子たちと風太郎の努力が実り2年生最後の試験で全員の全教科赤点回避に成功する。そんな中、二乃が風太郎に愛の告白! 急な出来事に風太郎は困惑! 春休みの間、五つ子たちと距離を置こうとする風太郎だが家族旅行で訪れた温泉宿で遭遇してしまい…。五つ子×温泉×キス! 風太郎は、五つ子への“愛”を試される!

引用:講談社コミックプラス

  • 発売日
    2019年02月15日
  • 収録話
    第60話 攻略開始
    第61話 スクランブルエッグ1
    第62話 スクランブルエッグ2
    第63話 スクランブルエッグ3
    第64話 スクランブルエッグ4
    第65話 スクランブルエッグ5
    第66話 スクランブルエッグ6
    第67話 スクランブルエッグ7
    第68話 スクランブルエッグ8

五等分の花嫁(8) (講談社コミックス) [ 春場 ねぎ ]

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五等分の花嫁 第8巻の感想・ネタバレ

五等分の花嫁(8巻):188P 1-2コマ目より引用

2年生最後の試験を終え、春休みに突入した風太郎と五つ子たち。

ラストシーンは二乃の告白という思いがけない結末でしたが、これに対して風太郎はどのような反応を示すのか、またほかの姉妹たちの動向も気になるばかり。

6人の関係が変化していくなか、平穏な春休みとはいかず、互いの家は同じ場所に旅行に出るというミラクルも起きた第8巻ですが、どのような内容になっているのか。

さっそく感想・ネタバレをまとめていくことにします。

予想外の告白に取り乱す風太郎

勉強魔人と言って遜色ない風太郎は、五つ子たちとの日々を過ごすことによって他人を思いやれるようになるなど、大きく変わって成長した人物の1人です。

「恋愛なんて…」という発言を残していたほどの風太郎でしたが、二乃から2度の告白を受け、大きく取り乱している様子が見てとれました。

よもや誰かに好かれるとは思ってもみなかったでしょうし、相手がこれまで最も距離が遠かった二乃ですから、驚きでは言い表せない感情を抱いていたでしょう。

風太郎は「返事はいらない」と言われたものの、二乃の気持ちにどう応えるべきかに悩むようになり、偶然(?)であった三玖に相談を持ちかけます。

前述したように勉強にしか興味を持たなかった風太郎ですから、三玖も彼の変化に驚きつつも、喜びを感じているのも当然であるはず。

そして家族旅行で宿泊した先、偽五月を探し出すという目的を持ちながら、「愛」について考えるようになり、大きく成長していく様子を窺うことができます。

中野・父への認識が大きく変化

五つ子たち全員が全科目赤点回避を達成したのは、紛れもなく風太郎の成果によるもので、雇い主としては事実を認めないわけにはいかないでしょう。

それゆえに風太郎を少しずつ許容している部分がありますが、譲歩するような素振りを見せつつも、父親として五つ子たちに近づけさせたくないという気持ちが見られます。

ただ風太郎を嫌いながらも、彼が持っている力に頼りたい様子もあります。

中野家の家族旅行の目的としては、祖父と五つ子たちの思い出づくりといったところでしょうが、中野・父だけでは頑なに振る舞う祖父を説得することができなかったはず。

もしかすると、自身よりも風太郎の方が娘たちをよく知っていると感じている可能性があり、彼を介して祖父と五つ子たちの機会を増やそうとしたのかもしれません。

結果、風太郎と花嫁の結婚式から2年生前ほどのころに、五つ子たちと中野・祖父が笑顔になっている写真が撮られているため、中野・父の思惑通り運んだでしょう。

また、祖父と接している時の中野・父の表情は柔らかくなっているのも印象的で、風太郎に対しても怒りや強ばっているようなものではありませんでした。

好かない人物ではあるものの、中野・父は風太郎を信頼している様子が見てとれ、いつの日か正直に面と向かって接していく場面が描かれるのかなどに期待したいばかりです。

「誓いの鐘」でキスをしたのは?

第7巻における大きな動きといえば、ラストシーンの「誓いの鐘」で風太郎にキスをしたのは誰なのかということですが、ここで予想をまとめていくことにします。

1人ずつ可能性を考えていくと、まず一花に関しては足のケガがあったため、一行から抜けて駆け寄るのは難しいのではないかと思われます。

二乃については、告白してから積極的なアプローチが見られ、一花と露天風呂に入っていたときや海辺のシーンでもキスにこだわっていました。

出発前の露天風呂でも焦りの色が見えていますので、キスをするタイミングを見計らっていた彼女を見れば、可能性としては十分にあり得るのではないでしょうか。

三玖は初めて風太郎に見分けてもらえたという喜びに満ちているでしょうし、強引なアプローチよりも外堀を埋めていこうとしているため、可能性を残しつつも考えられません。

それでは四葉はどうなのかと言えば、旅行初日にはよそよそしい態度だったものの、それは風太郎への意識ではなく変装が上手くいくかどうかの心配でした。

ただ一花と2人で過ごしたことによって応援したいという気持ちを抱いており、これまでの風太郎に対する接し方を見ても、可能性が低いと考えることができます。

そして五月は風太郎に「友達」という発言をしながらも、二乃との会話において「秘密」を持っていることを匂わせていました。

この秘密が風太郎への想いなのか定かではありませんが、言い寄られた際の反応を鑑みて、彼女もまた焦りのようなものを覚えたのかもしれません。

他にもキスをした時の表情が二乃らしくないことや、零奈=五月説などの理由も相まって、「誓いの鐘」でキスをしたのは五月ではないかと考察してみます。

五等分の花嫁 第8巻の各キャラ動向

五等分の花嫁(8巻):160-161Pより引用

「キャンプファイヤーの伝説」や二乃の告白、そして今回の「誓いの鐘」など、随所で五つ子たちの行動が積極的である様子が描かれています。

そのほかに花嫁の手がかりを得られるシーン考察では、ことごとく五月ではないかという予想になっていますが、まずは数々の考察を同じラインに引き直してみましょう。

第8巻を終えた時点での「誰が花嫁に近いのか」という問いについて、作中でのそれぞれの言動をチェックしながら、改めて可能性を考えていきます。

中野一花

第7巻では姉妹トップの成績を撮ったことによって、三玖の告白を阻止した形になった一花でしたが、意識的にではなく無意識であることが分かります。

そしてまだ本人の気持ちに整理がつかない状況で、三玖の気持ちを優先しているつもりが、結果的にどっちつかずの行動を取ってしまうことに。

しかし四葉から諭されたことによって、本当は風太郎を誰にも取られたくないという気持ちがあることを自覚すると、改めて三玖に交戦の意思表示をするのでした。

ただ気になる点がいくつか見られ、二乃から相談を受けた際には病んでいるような表情を見せています。

ほかにも自分のズルさを自覚している様子もあり、風太郎へのアプローチが始まる予感がするも、大きな問題をもたらす可能性も感じられるばかりです。

中野二乃

1度目は無意識に告白をしてしまい、そのあとすぐの2度目では、自分の意志でハッキリと「好き」と気持ちを伝えた二乃。

「フータロー」と呼び方を変えては、混浴に入っていく後ろ姿を見て勇気を振り絞るなど、やはり積極的かつ強引にアプローチを仕掛けてきました。

しかしいずれも空振りに終わってしまい、風太郎も二乃を少なからず意識しているものの、どういうわけか嚙み合いません。

そして恋のライバルは三玖だけでなく、一花も同様だったことを知ると、五月にも迫ってなりふり構っていられないと感じさせる様子も見せるように。

たとえ大切な姉妹であっても、自分の恋や気持ちを優先するという強い意志を示しているため、やはり姉妹間の関係の行く末も同時に気になるばかりです。

中野三玖

三玖はテストの成績で一花に負けてしまったため焦りを覚えていたものの、最終的に見つけてもらうことができた喜びがなによりも嬉しいできごとになるのでした。

家庭教師と生徒という関係をヤメにしようとした三玖でしたが、やがてその考えを改めるようになり、ゆっくりと風太郎との日々を育んでいこうと決意します。

ただこれからの三玖を考えてみたときに、一花に対して好きになってもらえる努力をすると伝えますが、一花と二乃のアプローチが積極的になっているのが気がかりに。

また風太郎に対してアタックをできない自分を自覚し、6人で過ごす時間のかけがえなさを噛みしめていることから、ここから2人に後れを取ってしまうと考えられます。

ゆっくりと外堀を埋めていこうとしますが、再び焦ってボロを出してしまわないかどうか……そのときの三玖がどう行動するのかが気がかりです。

中野四葉

四葉に関しては現在に至るまで、風太郎に対して好意的に接しているだけであり、まだまだ「好き」などという意識が感じられません。

ただ二乃が飛び出てきたように、これからの内容次第では四葉もまた一気に花嫁候補として浮かび上がってくるでしょうから、まだまだ可能性を切ることは浅はかでしょう。

四葉もまたダークホースになりえますが、これまでにらいはとのやり取りで「義妹にしたい」という旨の発言を残しているため、これが伏線となりうるのか……。

日ごろから実直に行動しており、それだけに深読みできないものの、しばらくは一花のサポートに回っていくのではないかと予想できます。

中野五月

明確な意思表示をしている一花・二乃・三玖の3人に比べると、五月は花嫁レースに別の角度から参戦していることが見えてきました。

密かに風太郎と接触するだけでなく、彼に家庭教師と教え子の関係ではなくなったと諭すなど、誰よりも近い距離にいるのが五月。

ただ三玖が風太郎を好きになっていることを知らなかった様子が見られ、あまり恋愛に関しては気にしていないのかもしれません。

一方で二乃から迫られた際の「秘密」に関する内容が気になるばかりで、なにを指しているのかによって、このときの心情が大きく変化してきます。

風太郎への感情なのか、零奈の正体なのか、それとも5年前に出会った少女の件なのか……様々な憶測が飛び交うだけに、五月の言動から目が離せません。

まとめ

五等分の花嫁(8巻):82-83Pより引用

四葉を除いた姉妹たちの風太郎に対する想いや気持ちが加速しているため、今後の『五等分の花嫁』がますます楽しみになっていく内容になっていました。

風太郎にとって、これもまた印象深い思い出になっており、「特別に感じた瞬間」と表現していることからも窺えます。

しかし当時の風太郎には誰なのかを見抜けず、読者諸氏も同様でしょう。

そして一花・二乃・三玖の恋の争いは、これからどのように展開していくのかも気になるばかりで、3年生となった彼らの日々に注目していきたいばかりです。

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