ケムリクサ第1話感想・考察!荒廃した世界で生きる3人の姉妹たち【ケムリクサ】

『けものフレンズ』で一お馴染みのたつき監督をはじめとした、irodoriによる自主制作アニメ『ケムリクサ』が、アニメ制作会社ヤオヨロズによってTVアニメ化されました。

大人気アニメを手掛けた監督が携わっている作品とだけあって、2019年冬アニメの中でも多くの関心が寄せられており、放送前から多くのファンが『ケムリクサ』に注目し、期待を寄せていたのではないでしょうか?

公式ホームページではスタッフ・キャストからあらすじの紹介、そのほか作品に関連したニュースなど、最低限の情報しか記載がありません。

それだけに方法前から謎が多く、実際にふたを開けてみると、序盤から様々な謎が広げられていて、常に考えながら内容を視聴していました。

今回は待望の放送スタートとなった『ケムリクサ』第1話の感想と考察をまとめていきますので、これから楽しむためきっかけにしてみてください。

ケムリクサ第1話の感想

ついに始まった『ケムリクサ』ですが、第1話から赤い霧によって荒廃した世界で生きる少女たちが描かれています。

りん・りつ・りなの3姉妹は仲良く過ごしているといった印象がありますが、同時に赤い霧から発生していると思われる「アカムシ」という敵と戦っていました。

もちろん荒廃した世界であるため、生きるために水や食料を探しながら生活をしている様子で、過酷な毎日を過ごしていることを窺えます。

序盤から気になる点がいくつも描かれていましたが、まずは内容の振り返りから入るとして、第1話の感想をまとめていきましょう。

それぞれ特徴がはっきりしている3姉妹

©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

『ケムリクサ』の主人公であるりん・りつ・りなの3姉妹は、それぞれ特徴がはっきりと異なっていて、与えられた役割も明確になっていました。

序盤から赤い霧から生まれている(?)外敵のアカムシと戦う様子が描かれていましたが、その中でりんが戦闘を担当しており、姉のりつは索敵などをおこなう模様。

妹のりなについては役割がいまいち見えてきませんでしたが、戦闘のサポートや情報収集といった内容が役割のような気がします。

そして性格も明確で、このあたりは公式ホームページを参照するといいでしょう。

しかし驚かされたのは末っ子のりなが、第1話にしてアカムシの襲撃に遭ってしまい、命を落としてしまう結果に。

妹を失ったりんとりなは悲しみに暮れますが、その後すぐにりなの姿をした3人が登場して、どうやら彼女は自身の分身を生み出せるという特殊な能力を持っている様子。

長女であるりなに関しても、みどりちゃんと呼んでいる木のようなものからネットワーク網に似た導線で、遠くにいながらコミュニケーションを取れるようですし、それぞれが不思議な力を持っていることが分かります。

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荒廃した世界に飛ばれた謎の少年

©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

またもう一つ、『ケムリクサ』第1話を観て驚かされたのは水を確保している最中、突然人間の少年が荒廃した世界に紛れ込んだことでした。

少年はわかばと名乗りますが、りんたちは彼がアカムシではないかと警戒心を露わにして、危害が及ぶ前に消そうと試みます。

わけも分からず知らない世界に飛ばされたわかばでしたが、未知のものに興味津々の様子で、彼女たちに攻撃される前ですら「ケムリクサ」のことが気になっていました。

「ケムリクサ」はアカムシに対して有効な道具で、りんはケムリクサを吸い上げると、まるでビーム砲かのような強力な一撃を繰り出します。

当然わかばをアカムシとして認識している彼女たちでしたが、強力な一撃を受けたにも関わらず、無傷どころか追いかけ回された時に負った傷が完治しているのでした。

ここでケムリクサを受けても生きているわかばはアカムシではないということが分かりますが、りんたちはその状況を理解できずに戸惑っているものの、間髪入れずに新しいアカムシが現れます。

まさかの恋愛展開に?

©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

大型のアカムシが現れますが、とはいえ素性の分からないわかばを体調が悪いりつの側に置いておくのも不安だとして、りんとりなは彼を連れて赤い霧へと向かいます。

初めて見る赤い霧にも興味津々であるわかば、軽い気持ちで触れてみたところ、どうやら熱を持っていて、霧の中に入ると火傷を負うほどの熱さを持っている様子。

大型アカムシとの戦いは苦戦を強いられるだけでなく、1人のりなが食べられてしまうというピンチも迎えますが、わかばは相手の出現パターンを肌で感じ取って予想することができました。

縛られたままの状態ではあるものの、身を挺して食べられてしまったりなを救出することに成功し、大型アカムシが再び姿を現したと同時に決着がつきます。

りつはりなが何とか助かったことに泣き喜び、他のりなたちも生還を嬉しく思っていましたが、りんだけは様子が異なっていました。

それまで拘束していた状態にしておき、さらにケムリクサで消そうと思っていたにも関わらず、自分を犠牲にしながらりなを助け出してくれたこと。

酷いことをしていたにも関わらず、アカムシを倒すことに協力してくれたことなど、彼女にとって初めての体験ばかりが連続して起こっていました。

するとりんは周りの警戒をするとその場を離れますが、物陰に隠れては、これまでに感じたことがない感情の正体を確かめます。

まさかの恋愛展開を匂わせて第1話の幕が閉じますが、りなが最後に見せた表情から、わかばに対して恋愛感情を芽生えさせてしまった様子。

しかし本人はそのことを知らないため、次回以降でのわかばに対する接し方や反応が気になるばかりです。

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ケムリクサ第1話の考察

スタートから謎の多い設定が連続していましたが、わかばの登場と同時に物語が急展開して、さらにはりんが彼に対して恋心のようなものを抱くようになりました。

普段はまじめな性格から、いつも周囲を警戒するなど気を張り続けているりんであるため、強ばった表情から一転して乙女の表情を見せたシーンは胸キュンものです。

りんとわかばの関係がどうなっていくのかにも気になりますが、それ以上に頭から離れないのが世界観や赤い霧、アカムシや3姉妹の素性といったところです。

第1話を視聴した後、特に気になった部分を簡単に考察してこうと思いますので、次回校をより楽しむためのきっかけにしてみてください。

りん・りつ・りなは本当の姉妹なのか

©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

『ケムリクサ』を観ていて違和感を覚えたのは、りん・りつ・りなの3姉妹は本当に姉妹なのかなということです。

それはりつとりなの2人の話し方にあり、彼女たちは語尾に「にゃ」と付けて話していますが、りんにはそれが一切ありません。

またりつに関しては普段こそ普通に話していますが、感情を露わにしている様子では語尾に「にゃ」と付いていて、どちらかというとりな寄りの印象を受けました。

例え作られた存在であったとしても、1人だけ異なる話し方をしているのはイレギュラーですから、どうしてもりんだけが特別な存在と見てしまうのは必然でしょう。

さらに言ってみれば、りんだけが身体強化のような能力にとどまっているのに対して、他の2人は遠隔でのコミュニケーションや分身を作るといった、卓越した能力を持っているのも気になります。

これは次回以降で、りんが別の能力を披露する可能性もありますが……。

またラストシーンで見せた赤面の表情も人間らしさを感じるもので、わかばと近い存在であるような気がします。

とはいえ、最前線で戦い続けていた少女が謎の少年の機転で勝つことができたとなれば、どうしても気になってしまうのは無理もないのかもしれません。

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赤い霧は意志を持っているのか

©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

りん・りつ・りなの3姉妹がいつも気にしている赤い霧やアカムシは、いったいどういった存在なのかが気になるばかりです。

謎に包まれた存在であるため様々な予想を立てることができますが、思いつく限りを箇条書きにしてみましょう。

・りんたちのような存在を喰らうモノなのか?
・荒廃した世界は赤い霧が原因なのか?人為的によるものなのか?
・赤い霧が移動している=意志を持っているのか?
・熱を持っているということは生命体の一種なのか?

大雑把な内容にはなりますが、未知の存在であるだけに、これ以上の予想・考察が浮かんできそうです。

これから先の展開で赤い霧とアカムシの正体から詳細についてハッキリしてかもしれませんので、とりあえずはこの程度にとどめておこうかと思います。

まとめ

©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

『ケムリクサ』第1話の感想と考察をまとめました。

まだ始まったばかりであるため考察のしようがありませんが、『ケムリクサ』の舞台はとにかく謎に包まれているばかり。

なぜ世界は荒廃してしまったのか、赤い霧から生まれるアカムシとは何か、他にりんたちのような存在はいるのか、みどりちゃんとは何か……。

挙げればそれ全てを考えなければなりませんが、いずれ一つずつ明らかになっていくでしょうし、それだけに予想・考察のしがいがあるというものです。

また1点だけ捕捉をしておくと、現時点ではりん・りつ・りなの3姉妹を人間として見ておらず、突如として荒廃した世界にやってきた少年のわかばだけを人間と認識しています。

考察でりんだけはわかば寄りの存在かもしれないと書きましたが、世界観の謎よりもキャラクターたちの正体が今のところ気になっているトピックです。

彼らの詳細についても早く明らかにしてほしいですし、明らかにしていきたいと思いますので、次回の『ケムリクサ』感想・考察記事を読んでもらえると嬉しく思います。

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