ケムリクサ第3話感想・考察!りんが大切にしているものは?【ケムリクサ】

りんたちは別の島へと移動を開始することになりますが、それは決して楽なものではなく、何よりミドリの扱いに長けているりつへの負担が大きいものでした。

また第3話では、初めてりんたちが水を飲んでいる様子が描かれていますが、ここにワカバとの決定的な違いがあり、彼女たちの謎に迫るヒントになっているかもしれません。

そして相変わらずワカバの道に対する知的好奇心は加速していくばかりで、第3話でも彼らしい様子が随所に描かれており、中には『ケムリクサ』全体の謎に迫れるものも。

いったいどんな物語が展開されているのか、『ケムリクサ』第3話の感想と考察をまとめていきますので、ぜひ最後までお付き合いください。

ケムリクサ第3話の感想

前回はりんが今後の方針をどうするか悩みますが、ワカバと一緒にキイロの採取に向かったところ、彼との会話で別の島へと移動することを決めます。

すでに滞在している島には水がないかもしれない、しかし別の島へ移動しても水があるとは限らないし、移動の途中でアカギリに襲われる可能性も十分にあり得る……。

そんな危険が待ち受けていることは重々承知で、その場にとどまって状況は何も変わらないこと、何より新しい発見があるかもしれないという希望的観測で、彼女たちは移動を開始するのでした。

果たしてりんたちの旅はどうなっていくのか、『ケムリクサ』第3話の感想と考察をまとめていきますが、まずは感想から進めていき、内容を簡単に振り返っていくことにしましょう。

6島を目指して進んでいく

©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

りんたちは6島を目指して出発しますが、それは決して楽なものではなく、常にアカギリやアカムシに襲われる危険性があることから、周りを警戒しながら進んでいきます。

しかし懸念なのは、ミドリを使って移動していること。

ミドリの扱いに長けているりなへの負担は大きい様子で、本人は心配をかけまいと「大丈夫」とひと言を発しますが、りんは姉の体調を鑑みて、一時的な休息を取ることにします。

そこでりんたちは貴重な水を久しぶりに飲むことにして、まずはりなたちがガブガブと水を一気に飲み入れては、続いてりんもしっかりと水分を補給。

りつもまた彼女たちと同じように水を飲もうとしまうが、その前にワカバにも水を飲むように促すものの、彼は彼女たちよりも少量の水で済ませました。

この光景に驚いたりつですが、何よりもびっくりしたのが、彼女たちの体内にある赤い色をした葉っぱが元気になっていったこと。

それはまるで植物を育てるようなもので、土にたっぷりと水を与える様子と彼女たちが多くの水をガブガブと飲んでいく様子が、不思議なほどに一致しているように感じます。

白いケムリクサを食べるワカバ

©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

休息をとる一行ですが、ふとした瞬間にりなの2人が姿をくらまし、りんとワカバで廃墟の遊園地の方へと探しに行くことになります。

そこでりなは食べたことがない鉄を食べたいという理由で単独行動をとったことを明かし、りんはしょうがないといった表情で、そのまま周辺の捜索に切り替えるのでした。

ジェットコースターの頂上付近に上ると、ワカバはそこで白いケムリクサを発見。

彼は匂いでケムリクサがあることを察知して、興味本位で食べてみたところ、匂いから想像できた味の通りで喜びの表情を見せます。

そのままりんたちにも食べることを勧めますが、彼女たちにとってミドリ以外のケムリクサを食べることは危険である様子で、ワカバの気遣いは空振りに終わってしまうことに。

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りょくが使っていたケムリクサ

©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

りつたちが待機している場所に戻ってくると、ワカバが白いケムリクサを持ち帰ってきたことに微笑み、そして思い出したかのように1つのケムリクサを取り出すのでした。

それはりょくが使っていたケムリクサで、彼女たちにとって思い出深いものかもしれませんが、扱うこともできない様子であるため、ワカバに託す形で手渡します。

ケムリクサはこれまで形状が植物の葉っぱや枝のような形状をしていましたが、りょくが使っていたというケムリクサはこれまでの形状とは異なるものでした。

これもまたワカバの好奇心を刺激するものでしたが、その直後に大きな地震が発生して、一同が乗った列車はその影響で脱線してアカギリの中へと転落しそうになります。

寸前のところでりつがミドリを使い、しがみつくような形で落下を待逃れますが、その流れでりんが大切にしているものが外へととび出してしまいます。

ワカバはとっさの反応で窓から飛び出して、りんの大切なものをしっかりと掴むと、りんとりつの助けもあって、何とかアカギリの中に落ちずに済むのでした。

ワカバへの気持ちが昂るりん

©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

ワカバが自身を顧みずにとった行動は、りんに大きな影響を与えている様子です。

とっさに掴んだものはりんにとって本当に大切なものであり、危険を承知のうえで取ってくれたワカバに対して、きちんとお礼を伝えるのでした。

その時に見せたりんの表情はこれまで以上に赤くなっており、彼が持つそこはかとなく持っている強さや勇気を間近で見て、胸の高鳴りが収まらない様子。

周囲の確認で思わずその場から離れますが、ワカバの男らしい姿を見てしまったため、本格的にりんの気持ちが加速していくように見受けられました。

彼女の様子を見ていたりつとりなは「毒だにゃ」とハッキリと言いますが、顔色や声色から鑑みて、悪い状態ではないことが予想できます。

果たしてりんは自身が抱いている気持ちを理解する時が来るのか、またワカバに対する態度や発言が改まるのかどうか、これからの『ケムリクサ』が楽しみなばかりです。

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ケムリクサ第3話の考察

『ケムリクサ』第3話では、新しい情報が多く登場しており、今後の展開につながってきそうなアイテムから秘密まで目白押しの内容となっていました。

とりわけ、りんがワカバに対して本気で惚れてしまったのは面白いと感じ、今後の2人の関係がどのように進展していくのかも気になるところでしょう。

しかしそれ以上に気になっているのが、ケムリクサやりんたちの部分。

今回はこの2点に絞って考察を進めていくことにして、次回以降の『ケムリクサ』がどのように展開していくのか、どのように描かれていのかを見ていきたいと思います。

りんたちの身体は植物に似ている?

©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

『ケムリクサ』第3話で一番気になったのは、りんたちが作中で初めて水を口にした瞬間で、それぞれがかなりの量を飲んでいました。

ワカバも水を飲みましたが、明らかな差があったため、印象に残っていると思います。

そして水を飲んだ後、りんたちの身体の中にある葉っぱが元気を取り戻したような様子を見せており、ここから彼女たちは植物と似たような身体の作りをしているのではないかと至りました。

身体の作りまでは言い過ぎな部分があるかもしれませんが、植物を育てるためには水をたっぷりと与えるのが秘訣。(種類や品種によって変わるかと思いますが……)

水がなければしっかりと土に根付くことが難しく、栄養分などを吸収する力も低下していくものです。(理科が得意ではありません……)

ともあれ、植物にとって水は欠かせないものに間違いありません。

もちろん人間の場合は、水がなければ生きていくことが難しく、むしろ水さえあれば、ある程度の期間を生き抜くことができます。

りんたちの正体が植物であれ人間であれ、どちらも水が必須アイテムであることは共通しているのですが、体内にある赤い葉っぱが元気になったところを見ると、より一層に植物に近い存在ということを予感させるばかりです。

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りんたちは作られた存在である可能性

©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

りんたちの思い出話の中で、ワカバは彼女たち以外の存在について尋ねていました。

これに対して他にも仲間がいたことが明らかにされており、その中で気になる人物がりんたちの親のような存在です。

話によれば、りんたちが生まれると同時に死んでしまったとされていますが、もし前述した植物のような存在であれば、彼女たちの親のような存在がりんたちを作ったことを予想できます。

仮に博士と呼称しておきますが、なぜ博士はりんたちのような存在を作ったのかが気になるところ。

1つの可能性としては、アカギリに対抗する手段を持つため、その結果としてりんたちが生まれたのではないかと見ます。

これが本当だとすれば、りんたちが誕生して入れ替わるように博士は死んでしまったため、彼女たちに対抗する手段を伝えられないまま去ったということになります。

そして彼女たちは特に目的を持たずに生きている様子ですので、第3話から旅に出たことを考慮すると、最終的には自分たちが生まれた場所に戻ってくるのではないかと考えられます。

それがどの島にあるのかはまだ分かりませんが、いつか生まれ故郷に帰ってくる日があっていいのかもしれません。

そこではアカギリに対抗する手段などが明らかになること、自分たちの存在や生まれた理由などを知ることなど、様々な事実が明らかになってほしいと願います。

ED映像から分かる事実

©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

第3話からオープニングとエンディングがしっかりと用意されていて、各シーンを食い入るように見ていた方も多いのではないでしょうか?

とりわけ気になったのはエンディングの方で、登場キャラクターのシルエットが描かれては、1人ずつ消えていったという流れになります。

ここまでの話で、りん・りつ・りなの3人以外の存在が明らかになっていますが、それぞれりく・りょく・りょうという3人の名前となっています。

話の中で登場している3人に関してはハッキリとしていませんが、ケムリクサの研究をしていた者やミドリの使い方を調べていた者など、りんたちが生き抜くための知識を与えた第一人者とも言える存在。

その彼女たちが1人ずつ消えていった様子、そして分裂した6人のりなも4人になってしまい、これは消える=死んだと考えるのがまっすぐな予想でしょう。

死んだ理由は不明ですが、アカムシに襲われた場合もあれば、水を補給できなくて枯れてしまったということも十分に考えられます。

イメージビジュアルに描かれている3つのシルエットも、おそらくはりく・りょく・りょうのものでしょうから、実態がないというはそういうことなのかもしれません。

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まとめ

©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

『ケムリクサ』第3話の感想と考察をまとめましたが、今回の内容は今後の物語展開や世界観、秘密に大きく関わっていそうな情報が含まれていたと感じています。

次回以降はまた大きく物語が動きだしそうな予感がありますので、引き続き『ケムリクサ』最新話が放送される日を心待ちにしたいばかり。

そして今回の考察で出したりんたちの正体や謎について、このあたりの答え合わせをしたいという気持ちが強いため、当分は見逃せそうにもありませんね。

果たして次回はどういう流れになるのか?

他にもりつが死んでしまうのではないかという予感もありますが、こればっかりは実際の放送を見てみないと分かりません。

引き続き、『ケムリクサ』の感想と考察を記事として上げていく予定ですので、次回の投稿もチェックしてもらえると、大きなモチベーションに繋がります。

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